みなさまへのお願い

呼びかけ人のひとりである馬奈木厳太郎のTwitterの投稿(2020年4月5日)より転載いたします。

「舞台芸術関係者に対する適切な補填を求める要請」に賛同していただいたみなさん、舞台芸術ファンのみなさんにご提案というか、お願いがあります。
先日、政府に対し補填を求める要請を行いましたが、補填がなされるためには予算措置が取られなければなりません。
現在、補正予算の議論がなされていますが、報道によれば24日の成立が目指されているそうです。また、個人事業主に対する給付も検討されているとの報道もあり、私たちの要望が具体化される可能性も見えてきましたが、対象者の範囲や給付条件など具体的な内容がどうなるのかはわかっていません。
補正予算に舞台芸術関係者を救済するような内容が盛り込まれるのかどうか、盛り込まれるとしてどの程度の内容になるのか、この1~2週間が大きな山場となりそうです。

そこで、お願いがあります。
本来ならば、多くの人と国会議員の方のところに要請に行ったり、それこそ国会を囲んだりといったことがあってもいいのかもしれませんが、いまは、集まったり、都心に出向いたりすること自体を控えるべき状況ですので、そうしたことはできません。その代わりに、みなさんの声や想いを届けませんか?
そんなことをしてもなかなか変わらないのではないかと思われる方もいらっしゃると思います。確かに、簡単には変わらないだろうと思います。でも、じゃあこれ以上は何もしないままでもいいのでしょうか。なにより後でもっとやっていたらと後悔したりしないでしょうか。そんなのは嫌だなと思います。
ここ数日のニュースを見ていても、緊急対策の内容は変更になったり、額が変わったり、対象範囲が変わったりしていて、だとすればまだ私たちの要望がまだまだ反映される余地もあるのではないかと思ったりもします。やらないままは、やっぱり嫌ですし。
そういうわけで、声や想いを届けませんか?
なにも難しいことはありません。自分の言葉で伝えればよいのです。うまくまとめられないという方は、例えば、こんなのでいいと思います。

「3月30日付で舞台芸術関係者が要請した内容を実現させてください」
「自粛要請を受けて、たくさんの公演が中止になり、赤字で大変な思いをしています。
自粛と補償はワンセットであるべきだと思います。ぜひ補償してください」
「演劇も音楽も映画も、それ以外の業種も、みんな大変です。私たちが納めた税金は、こういったときにこそ私たちのために使われるべきだと思います。あまり時間がありません。一刻も早く給付型の補償をお願いします」

もちろん、自分の言葉で書くのが一番です。ご自身の実体験や周りの実情などを具体的に伝えるのも良いと思います。
送り先は、こちらです。首相官邸、文化庁、自民党、公明党をピックアップしてみました。
 
 首相官邸:https://kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html

 文化庁:https://inquiry.bunka.go.jp/InputForm.aspx

 自民党:https://ssl.jimin.jp/m/contacts

 公明党:https://komei.or.jp/etc/contact/

また、国会議員に声を届けたいという方もいらっしゃるかと思います。とくに、今回の補填を求める要請に関係があるのは、文化芸術振興議員連盟のメンバーの議員の方々だと思います。

連盟では、先日、補填を求める決議をあげておられます。その意味では、連盟のメンバーの議員の方には頑張っていただかなければなりませんので、激励のメッセージもいいのではないかと思います。どなたがメンバーなのかは、こちらを参考にしてください(ただし、2018年12月末現在のものなので2019年には参議院選挙もありましたから、構成に変動がある可能性があります)。

http://ac-forum.jp/wp-content/uploads/2019/01/BunkaGeijutsu_11.pdf
 *15頁に会員の名簿が掲載されています

自分たちの声や想いを一度届けたくらいで、何かが劇的に変わるわけではありません。
でも、届けることで、自分は少し変わることができるかもしれません。そうした人が、一人二人と増えていけば、何かが変わることにつながるのではかと思っています。

私自身、劇作家でもなければ役者でもありません。台本づくりに協力したり、演劇関係のセクハラ・パワハラの事件を手がけたり、劇団にかかわる法的な仕事にかかわったりと、そうした形で携わってきたにすぎません(ごめんなさい。書けないけど、もっといろいろやってます)。
でも、そんなことは関係がなくて、舞台を観るのが好きなのです。舞台にかかわるすべての人たちが作り出す空間や世界に浸れることが幸せなのです。
だから、今回のことは他人事ではありませんでした。そして、できること、やれることはしたいと思いました。
いま、まだ私たちにはできることがあります。
よかったら、声を届けてください。そして、周りの方にも勧めてください。
どうぞよろしくお願いいたします。

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