「舞台芸術関係者に対する適切な補填を求める要請」への賛同のお願い

※現在、賛同の受付は停止しております。

 いま、毎日のように各地で公演が中止されています。こうした流れの発端となったのは、安倍総理大臣から示された「自粛要請」でした。

 突如表明された「自粛要請」のため、多くの舞台芸術関係者は、精神的にも経済的にも困難な状況に追いやられています。

 私たちが公演を通じて果たしてきたものにはパブリックとしての意味があると確信しています。それは、多くの方にとって文化を提供するだけでなく、多様な表現に接する機会を提供するという意味で、民主主義をより豊かにするという役割でもあったはずです。

 そうした存在がいまや潰れつつあります。このまま「潰れるところは潰れてしまえ」という流れのままいいのでしょうか。

 私たちは、そうであってはならないと考えています。

 そこで、政府に対して、適切な補填を行うよう要請することにしました。

 つきましては、ぜひ多くの舞台芸術関係者の方に要請内容を知っていただき、公演の規模の大小や、小劇場、公共劇場、商業演劇などの垣根を超えて、一人でも多くの方に賛同人に加わっていただきたいと考えています。劇団や楽団に所属していないフリーランスの方でも、そして制作や音響、照明、衣装、市民劇団・楽団などの方でも、何らかの形で舞台芸術にかかわっている、当事者である、という方であれば賛同いただけます。

 声をあげないままではいられません。

私たちの生きる場所を守るため、ぜひご協力ください。

                         2020年3月20日

       呼びかけ人(五十音順)
       伊原農(俳優)
       ケラリーノ・サンドロヴィッチ(劇作家、演出家、音楽家)
       国広和毅(音楽家)
       桑原裕子(俳優、劇作家、演出家)
       シライケイタ(俳優、演出家、劇作家)
       鈴木光介(音楽家)
       瀬戸山美咲(劇作家、演出家)
       中津留章仁(劇作家、演出家)
       日澤雄介(演出家、俳優)
       馬奈木厳太郎(弁護士)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?