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文化庁 芸術家派遣授業『いじめ防止のための子供参加型即興劇(プレイバックシアター )』を滋賀県の小学校で行いました!

今回は全6年生対象。各クラス90分授業。即興再現劇(プレイバックシアター )を通して、他の友達の心の風景を見ていきます。

見捨てない。見て見ぬ振りしない。助けてくれる人が沢山いる。そんなクラスを全国に広げるため、劇団プレイバッカーズは今年度も全国小学校行脚を続けています。

観客にその場で個人的な体験を聞き、インタビューに基づいて台本なしで即興で劇を作っていきます。


☘スタート
「名前や見た目でからかわれたことがある。」「他の人が嫌なことをされているのを見たことがある。」などを小グループで話し合う。

その後、どんな気持ちになったかを共有したい子どもたちに発表してもらう。

 「男子トイレに無理やり入れられた」「登校中に仲間外れにされた」などと話すと、コンダクター(司会役の劇団員)が「どんな気持ちだったのか」「周りで見ている人はいたか」など質問。子どもたちがぽつりぽつりと胸の内を明かしていく。

 劇団員は、その時の心境を表現した曲を即興で演奏しながら「頭にくるんだよ」「やめてほしい」など心の声を発し、体験談を再現した劇を子どもたちに観せていく。

最後に、①やめなよという②仲間に入らない③大人に言う④仲良くする
のいずれかを選んでもらい、実際いじめの場面に遭遇した場合のロールプレイングを行う。


☘子供達の感想
困っている友達がいたら、助ける方法が、分かって良かった。友達の気持ちが分かり良かった。自分と同じ嫌な気持ちの人がいることが分かり、今後は勇気を持って言葉をかけようと思った。話せてスッキリした。


毎回、この授業を行うと子供達の表情が、安心した伸び伸びした顔に変化します。テラー(自分の体験を話す)は、嫌な気持ちになった体験を話すことで、一様にスッキリした表現になります。

今回の小学校は、校長、教務、担任まで、皆とても情熱的で、優しく、自分も通いたいと思うくらい素晴らしい学校でした。校風も『あったか魂』『大一 大万 大吉(1人はみんなのために、みんなは1人のために)』を掲げ、キャッチコピーが入ったTシャツを先生方は着ていました。そして、それが、子供達にも行き届いている凄さ!!!

6年生ともなると、なかなか大人を信用せず、手も上がらないものですが、次々と伸び伸び、活き活き手を挙げ、話してくれる子供達をみて、ヘルシーな大人達に育てられた子はヘルシーになるのだなぁと実感しました。

また、全学年、電子黒板を導入したり、それを使って毎日5分英語レッスンがあったり、と公立の小学校でも、先進的な学校もあることを知りました!

プレイバッカーズ活動詳細
http://www.playback-az.com

神奈川新聞社
https://this.kiji.is/314380742577079393

log 4.

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