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スパイスジャスミン寒天[レビュー:レシピ]

 梅雨が進み、大気が夏に向けていっそう蒸してくると、無性に小豆が食べたくなる.私は自然派ではなく、丁寧な暮らし、よりは全体としてのバランスが取れていることを重視したい派なので市販の缶詰のゆで小豆を使えばお手軽なのだけれど、我が家は甘さをぐっと控えたものを好むのでこればかりは自分で仕込む.

 そんな流れで、暮らしの手帳2024年初夏号の小豆のおやつで紹介されていたレシピの中から、「スパイスジャスミン寒天」を作ってみました。

 きび砂糖は控えめとあったけれど、冬に食べる温かいぜんざいに作るものはもっと少なめで作っている。減らそうかどうしようか迷ったけれど、展開するレシピが冷たいもので、甘味が感じづらくなるのかもと思いそのままで。

 幾分不思議なのは、ポイントに軟水を使うとして、ミネラルウォーターが材料指定だったこと。日本は概ね軟水のはずなので、このレシピを提供された方は硬水地域にお住まいなのかも、とふと思ってみたり。我が家は軟水地域に住んでいるので浄水用のタップを通した水道水を使用。

 何度かゆで汁を交換するのも興味深かった。仕上がりは普段よりも明るく朱みがかった色合いに。幾分茹ですぎたかと心配になる柔らかさだったけれど、冷蔵庫でしっかり冷やしたらほどよい歯応え。温かくして食べるには甘すぎたけれど、冷やせば程よい甘さ。きび砂糖の量はベストでした。

 そのままだとあっという間につるりと食べてしまう寒天ですが、小豆と脇役の黒豆のおかげで満足感のある素敵な一品でした。

寒天はジャスミンの香りなのですが、何故かアイスコーヒーとよく合いました

 コリアンダーパウダーは、せっかくあるのに入れ忘れ。無くても十分美味しかったけれど、次回は忘れないようにしよう

 食養生の本の梅雨の注意事項をパラパラみていたらこの時期は湿邪といって水が身体にたまりやすくむくみやすくなるそう。小豆は水分の排出を促してくれるので、なるほどそれで食べたくなるのかもしれません。

ではでは、happy cooking!

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