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レシラム大統領、あくタイプのポケモンを助けてあげてください。

こんにちは。

折り返しに到達しましたパーシーです。

なげぇなげぇでやんの。
人生で初よ。2週間もブログ更新し続けてんの。

毎日マイベストを更新してるわ。すごいね。
名前もパーシーa.k.a.日々マイベストに変更したろかな。今後はカスタム名前でひとついかせてもらいますわ🤪


みなさんゲームのポケモンしてますか?
ぼくはミーハーガチ勢という矛盾した勢力として頑張っていました。

ミーハーガチ勢ってのはミーハー魂でポケモン育成やバトルの知識を身に付け、ガチ勢さながらポケモンをする勢力のことです。

ただあくまでミーハーなので短命に終わります。
ぼくも最近はからっきしです。

ポケモンっていいですよね。
害獣なのにポップにデフォルメされているから親しみあるし。

でもさ、現世でも動物全般好きな人もいれば特定の種だけ嫌いって人もいるじゃないですか。

対してポケ世界の人らってみんなポケモン好きだよね。
ポケモン嫌いだから外出れんって人いないのなんでだろう~。

むしタイプだけ嫌いって人はいそうだけど。

そうなるとウォーター関係のポケモンが嫌いって人がいてもおかしくないよね。「みずポケきもくて海行けないよ~」みたいな人もいるだろうし。

あの世界で海行ったらめちゃめちゃメノクラゲとか泳いでるでしょ。それはちょっといやかも。

というか絶対に現世にポケモンいたら犯罪とかももっと凶悪になってるよね。
だって「あくタイプ」なんてそもそも悪に分類されてるやつもいるんだよ?

危なすぎでしょ。

つかあくタイプって区分するの可哀想だよな。
「あいつ悪いことしそう」って過去の統計からタイプ分けしたわけでしょ。

人間の『〇〇人だから信号守らない』、『〇〇人だから気性が荒い』みたいなことを世界規模でやってるってことよ。

あくタイプさぞ辛かろうな。


本日は心優しい「あくタイプ」として知られる、
一般社団法人ATK代表 ヘルガーの岸谷(仮名)さんにお越しいただきました。

こんにちは。本日はよろしくお願いします。

「よろしくお願いします。」

早速ですがまずは岸谷さんのタイプからお伺いできますか?

「はい。ヘルガーなのであく・ほのおタイプです。」

ほのおも入っているんですね。
なにかタイプ分けで今までご苦労されたことはありますか?

「そうですね…タイプの組み合わせ柄というんでしょうか。放火事件とかあると犯人と疑われることが多いですね。私の叔父も一度それで実刑判決受けたことがあって…もちろん家族は無罪だって信じてるしおじさんも否認を続けたんですけど、世間は絶対に信じてくれなかったですね。」

そんなことがあったんですね。
ご自身も事件等で疑われたご経験はありますか?

「ええ、私も火災事件が起きた時に何度か事情聴取されたことがあります。もちろん何もしてません。それなのに親族に前科があるからと何日も拘束されたこともありました。なんでこんな目に合わなきゃいけないのかって…悔しいです…」

とても辛いご経験をされてきたんですね。
岸谷さんはご家族以外にあくタイプで親交のあるの方はいらっしゃるんですか?

「いえ、あくタイプは世間からの風当たりが強いですからね。あんまり同タイプでは一緒にいないようにしているんです。学生の頃はクラスにあくタイプも何匹かいましたけどね。同じグループではなかったですね。」

たしかに世間的にはあくタイプが2匹以上いるグループは"不良"というイメージを持たれることがあるみたいですね。
先日のイッシュ地方のフキヨセ集団強盗事件でも5匹中3匹があくタイプだったことが大々的に報道されましたよね。

「あくタイプとしてはああいう事件が一番迷惑なんです。それに報道の仕方もあくタイプを悪く見せるような演出でしたし。同タイプとしてはたまったもんじゃないですよ…」

そのお怒り、同じメディアの人間として心が痛いです。

「もっと言うと"あくタイプは悪いポケモン"というイメージが世間に定着しすぎていて、我々は就業もままならない状態なんです。そこから犯罪に走ってしまうポケモンも多い。いってみればあくタイプだけが負のサイクルにはまってしまっている。」

たしかにそうかもしれませんね。最近では求人だけでなく飲食店でも"あくタイプお断り"の広告をよく見かけますし、世の中があくタイプを悪者扱いしようとしている風潮があるかもしれませんね。

「そうなんです。現在はあくタイプだけで入れるお店は本当に限られています。チェーン店はもうほとんど別タイプ同伴じゃないと入れません。家族での外食なんて長いことありませんよ。あんなことさえなければ…」

あんなことというのは"フェアリータイプ誕生"のことでしょうか。

「ええ。フェアリータイプを悪く言うつもりは全くありませんが、彼らが現れてからはあくタイプは格段に肩身が狭くなりました。完全に善悪の構図ができてしまったんです。それにタイプ相性でもフェアリーはあくに強いという関係性にあります。そんなこともあって勧善懲悪ものの映像作品も増えましたし、完全に悪者扱いですね。」

たしかにあの件からあくタイプバッシングが一層強くなった印象が私にもあります。
そんな岸部さんですが、近年はあくタイプへの悪い風潮を覆すために、あくタイプの地位向上を目的とした活動をご自身でされています。具体的にはどのようなことを?

「はい。ATK(あくタイプ協同組合)というものを立ち上げてあくタイプの悪いイメージをなくす活動をしています。簡単な地域貢献からメディアでのイメージアップ活動など、あくタイプの地位向上につながることならなんでもやります。今日のインタビューもその活動の一環なんです。」

個人で始めたATKの活動ですが、現在は法人となり100名ほどの職員の方々と活動されているんですよね。そういえば3年ほど前に岸部さんがSNSにアップした「かくとう」、「むし」、「フェアリー」の3タイプのジムリーダーと一緒に撮った写真。100万件以上の拡散がされましたよね。

「ええ。あれがATKの活動の第一歩です。1匹のポケモンに何ができるか…と思い悩んでいた頃でした。ガラル地方のかくとうタイプのジムリーダーのサイトウさんがゴロンダ(あく・かくとうタイプ)を使役されているとお伺いして。そこからあくタイプに強いジムリーダーの方々と一緒に写真を撮ることを思いついたんです。」

それはとても大胆な発想ですね。

「はい。ジムリーダーの方々のイメージもあるので、実現しないのでは…と思っていたのですが、みなさん快諾してくださって。今では本当に感謝しています。ATK本部の入り口にもあの写真が飾られています。」

あの写真は本当に衝撃でした。あくタイプのイメージに一石を投じる一枚だったと思います。確かポケモン世界の大統領レシラム氏もSNSで拡散されていましたよね。

「そうなんです。本当にまさかレシラム大統領の目に触れるなんて思いもしなかったので驚きました。大統領にも深く感謝しています。」

では最後に今後のご活動についてと、なにか告知等あればお願いします。

「はい。今後も引き続きあくタイプの地位向上のために活動を続けていこうと思っています。私だけでなく世界中のあくタイプが世間に馴染んでいけるように尽力するつもりです。それと告知なんですが、4月25日20時にTVホウエン系で放送される『徹底討論!あくvsフェアリー』という番組に特別顧問として出演します。あくタイプの意見に普段は耳を傾けないポケモンにこそご覧いただきたいです。よろしくお願いします。」

ぜひ拝見させていただきます。岸部さん、本日はありがとうございました。

「こちらこそありがとうございました。」

わたしはこの日、あくタイプの心のうちに触れ、ポケモンたちの世界のゆがみに直面したような気がした。あくタイプのバトルではない戦い、尊厳をかけた戦いはこれからも続いていくだろう。
もちろん彼らは我々人間とは異なる独自のコミュニティの中で暮らしている。人間が手を出してはいけない領域がある。ただ自分の目で見たことをありのまま伝えることで差別という価値観の残るポケモンたちの世界の一助になれることもあるかもしれない。

余談だが岸谷さんの著書に社会に飛び込む若者に向けたこんな言葉がある。

『今日見かけたフレッシュマンに告ぐ。君の前途は多難だろう。しかし確実に光はある。わるだくみやイカサマではなく運命をかみくだくような信念で未来をひっくりかえして欲しい。』

我々ポケモン新聞社はこれからも真実を伝え続けるため、悩めるポケモンたちを報道していく。

(著 パーシー)


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【今日の縛りワード】
今日見かけたフレッシュマンに告ぐ (2018-04-04:今日見かけたフレッシュマンに告ぐ…のはなし)
カスタム名前 (2018-05-08:カスタム名前のはなし)
ウォーター関係(2018-05-22:ウォーター関係のはなし)


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