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また来たくなる街へ

こんにちは。

通算100記事をこのブログで達成するみたいで嬉しいですパーシーです。

なんだか変なタイミングで達成しちゃいましたね。けどMEDETA。

せっかくの100回目なのに昨日からの続き記事書かなきゃいけないしなんだかなんだかですが、3周年同様おめでとう、ぼく。

ぼく立派や!


前回までのあらすじ

ぼくはマッチングアプリ【※DMQ】で
NPCの代役をしていたナビ子と
ひょんなことから仲睦まじくなり
直接会うことになった。
※DMQ:マッチングとRPGの要素を組み合わせたマッチングアプリ。
出会い系要素とRPG要素を掛け合わたことで一躍話題となったが、なんとも中途半端な出来なので1年半でサービス終了した。当初はRPG要素のみのプレステ版も発売する予定だったが普通に不人気なので普通に出なかった。

ぼくは今日、DMQというマッチングアプリで仲良くなった女性【ナビ子】さんと初めて会う。

彼女が埼玉に住んでいるということなので大宮で待ち合わせることにした。

東武スカイツリーラインで春日部駅まで行き、そこから東武アーバンパークラインで大宮に向かう予定だ。

春日部はぼくが埼玉県に住んでいた頃、入ったばかりのバイト先で誘われた飲み会に参加した思い出や寿司を食べに行ったという記憶しかないが、実は好きな街だ。

今日は少し時間もある。下車してみることにした。

春日部駅は西口と東口の2つの出口があるが、間違えて降りてしまうと駅を迂回する必要がある。とても時間がかかるので用事があるときは気をつけなければならない。

ぼくは栄えている西口から改札を抜けた。
そこにはあの頃と変わらぬ景色が広がっていた。

春日部駅西口には駅に隣接したタリーズコーヒーや31アイスクリームがある。

さて、どうしようか。

ぼくは早速31アイスクリームの自動ドアをくぐり入店した。

とてもたくさんの種類のアイスがあるなぁ。
興味深くアイスのショーウィンドウを見ていると店員さんがスプーンに味見にとアイスを取って手渡してくれた。

新商品のピスタチオを使用したフレーバーらしくとてもおいしそうだ。
早速一口いただいてみる。

おっ!

これはおいしい。
香ばしいとピスタチオと塩気の効いたキャラメルがなんとも相性が良く、なんともぼく好みの味だ。

すると今度は店員さんがスプーンに定番だというフレーバーを取って渡してくれた。

おっ!

これもおいしい。
口の中でぱちぱちと弾ける触感がなんとも楽しいフレーバーだ。味も悪くない。

さて、どのアイスをチョイスしようか…

ぼくは悩んだ末、大変申し訳ないのだが、何も買わずにお店を後にした。

身体が冷えてしまってアイスをひとつ食べきれる気がしなかったのだ。

ふたつの意味でひやかしになってしまった。


ぼくは31を出るとその足で隣のタリーズコーヒーに入店した。

ここのタリーズ、久しぶりだなぁ。なつかしい。
店内の雰囲気もあの頃のままだ。ほっそりとした内観が当時の記憶を呼び起こしてくれた。

早速温かいものをとホットコーヒーを注文。
席に腰を下ろし熱いコーヒーをいただくことにした。

とても深みのある味わいだ。丁寧に焙煎されているのだろう、鼻に抜ける香りに上質なものを感じる。

ぼくは窓の外で忙しく歩く大人たちを眺めながらとても贅沢な時間を過ごす。こんなにもゆっくりとした時間の流れを感じるのはいつぶりだろう。まるでぼくだけ時間が止まっているみたいだ。

こういった時間が人生には必要なのかもしれない。

少しして鞄から読みかけの文庫本を取り出す。
コーヒーの香りのせいだろうか、いつも以上に集中して物語の世界に入り込めている気がする。

2時間ほどタリーズコーヒーで過ごした。
長居してしまって申し訳ないが、店員さんは嫌な顔ひとつせず笑顔で見送ってくれた。いいお店だ。

お店から外に出ると乾いた風が吹き抜けていった。
そうか、もうすぐ秋が終わり冬がやってくるんだな。そういえば最後に春日部を訪れたのもこんな季節だった。

なんの思い入れもないと思っていた春日部の街。

たまたま思い付きで下車したこの街にはあの頃のぼくがいた。

そんなことに気づかせてくれた変わらぬ風景に別れを告げ、ぼくは電車に乗り込んだ。

東武アーバンパークライン大宮行き。

沿線の名称は変わっても当時の野田線と同じ景色が車窓から見えた。


画像は7/30です。

ではではまた明日。


【今日の縛りワード】
プレステ (2017-05-24:プレステのはなし)
好き (2017-06-02:好きのはなし)
なつ (2017-06-02:なつのはなし)


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