太陽の空より vol.3 河村聡人
専門分野を太陽から地球観測へ移してきている今日この頃です。連載の第3回です。連載タイトルの「太陽の 空」を迫ってきて、ひとまず空=大気ということで、今回は太陽の大気についてのお話です。
太陽の表面は沸き立った海とも言える光球です。そこから上空へ彩層、コロナと続きます。光球は約6千度、彩層 は約1万度、コロナは数十万度から数百万度になります。
上の図はNASAのSDO衛星が撮った同じ時間の太陽 を並べたものです。彩層やコロナは極紫外線という人の目では見えない光で見たもので、色