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倉敷→直島→岡山ひとり旅③ベネッセハウス・ミュージアムへ

2024年5月下旬、2泊3日で岡山方面へ一人旅をして来ました。

1日目
大原美術館

2日目
直島
(訪れた順番のメモ)
パビリオン赤いかぼちゃ朝ごはん地中の庭ベネッセハウス黄色いかぼちゃヴァレーギャラリー地中美術館もうひとつの再生(大きなゴミ箱)お昼ごはん駐輪場角屋護王神社碁会所石橋ANDO MUSEUM南寺はいしゃ夜ごはん

3日目
岡山市立オリエント美術館

という日程です。


これから岡山方面や直島に行かれる方の参考になれば嬉しいです♪

1日目の大原美術館のnoteはこちら↓

2日目の直島、フェリーや直島で食べたモーニング、レンタサイクルのnoteはこちら↓

さて、今回のnoteはベネッセハウスについてです。

地中美術館の予約が12:15なので、それまでにベネッセハウスと、黄色いかぼちゃ、そしてvalley gallary を周る予定です。

結構歩きました〜
ベネッセハウスです

感想は…
「自然・建築・アートの共生」がテーマの美術館ということで、自然への人間の憧れを感じました。どうにかその思いを消化したくてアートにしたというか、どうしても支配できないモノ(つまり自然)をアートとして作品にしてその思いと決着をつけているような。
それから、ホックニーの作品にお目にかかれたことがとても思い出になりました。

なんだコレ!国旗とアリの巣でアート

ベネッセハウスは写真撮影OKということでたくさん写真を撮って来ました。

私がいちばん驚いたのがこちら↓作品です。

近くに寄ってみると
え!アリの巣!
柳幸典「ザ・ワールド・フラッグ・アント・ファーム1990」

世界各国の国旗のサンドピクチャーだ!と思って近寄って行ったら何やら様子がおかしいのです。

近づいて観ると(老眼でよく見えない)え?アリの巣?

アリが住んでいた映像も展示されていた

コレもアートなんですね^^;
アリにとってはいい迷惑のような…なんてアリの気持ちにしかなれなかった私です。ごめんなさい。

近くにいたスタッフの方が、
もうアリはいないと教えてくれました。

私は何とかこの作品をアートだと理解しようとしてじっと観ていたのですが、興味ありそうな感じに見えたのでしょうか、そのスタッフの方がこのアーティストの作品は犬島に行くともっとありますよとも教えてくれました。

というか、犬島って?

後から調べたら、瀬戸内海にはアートな島が直島以外にもいくつかあるということを知りました。

直島に来るだけでもいっぱいいっぱいの私でしたが、機会があれば行ってみたいです、犬島。

ちなみに、柳幸典さんのこの作品はアリには国境など関係なく国旗を壊していく…という国と国のあり方に訴えかけるようなメッセージがあるということでした。

コンクリートと写真と自然

コンクリートの壁に沿って造られた階段を降りていくと↓

写真がずらり並んでいます↓

コンクリートの壁と展示がかっこいい
杉本博司「タイム・エクスポーズド」

そしてその先に目をやると↓

瀬戸内海が見えます

ちょっと立つ位置を変えると…

写真だと全く分からなくてすみません^^;

海岸に設置されたもう一枚の写真も見えます。

太古から続く「時間」の流れを表現しているのだとか。
原始人が見ていた景色と同じ景色を私たちは見ているんでしょうか。


お世話になったホックニーに初めてお目にかかる

そして、建物の中に歩を進めると、あ!

デーヴィッド・ホックニー「ホテル・アカトラン 中庭の回遊」

ホックニーさん!始めまして!でした。
私はこちら↓の本で大変お世話になりました。

まだ美術史を学んでみようと思い立って間もない頃、この絵本を読ませていただいたのでした。

その恩師に(←勝手に呼ばせてもらいます)直島でお会いすることができるなんて!感動です!

ホックニーの明るい色使いが、私の気持ちも明るくしてくれます。
またどこかでホックニー展やらないかな。観に行きたいです。

たくさんの方がこの絵の前に立ち止まっていました

絵本ではありましたが、アーティストとしての苦悩もしっかりと伝えてくれたホックニーでした。また読み返そうと思います。

外国人観光客と写真を撮り合う

そして、フラフラと2階に上がり、屋外に出て外の景色を見渡していました。
すると、外国人観光客の方から写真を撮って欲しいと話しかけられました。

で、せっかくなので私も撮ってもらいました↓

大竹伸朗「シップヤード・ワークス 船底と穴」と
ひょっこりをやってしまった私

まとめ

ベネッセハウスは「自然・建築・アートの共生」がコンセプトになっているそうです。

流木を使ったアート
リチャード・ロング「瀬戸内海の流木の円」

それから、こちら↓の椅子はたぶん作品ではないのですが、かっこよくないですか。

私がこの写真を撮っていたら、
他の観光客のおばちゃんも撮影していました笑

安藤忠雄さんの建築はコンクリート造だと調べて行ったので、正直、コンクリートと自然はもっとミスマッチな感じがすると思っていました。

コンクリートとアートもです。

ですが、意外にもコンクリートが自然やアートを引き立てているように感じました。そして、自然に対するレスペクトも。

うまくまとめられないのですが、結局、家の中でパソコンいじくっててても、スマホばかり見ていても、日々、自然の中で生きているんだなと改めて自分の生活についても考えました。

そして、ホックニーの絵本をこれからこのnoteを書き終わったら読み返そうと思います。

あれ?この本のイラストはローズ・ブレイクという人でした
ホックニーだとばかり思っていましたよ笑

バスの時刻を気にするあまり、アートを見逃す

入り口にいるジャコメッティの作品にサヨナラをし、

アルベルト・ジャコメッティ「石碑の上のディエゴⅠ」

スタッフの方にバスの時刻を確認し、

入り口のスタッフの方が教えてくれました

黄色いかぼちゃまで歩いて行けることが判明!

急いでいるので、どうでもいいような写真になってしまいました

この辺りのアートを横目にバスに乗り遅れないよう先を急ぎます。
が、本当は急がなくても全然大丈夫でした。

遠くからアップにして撮影

バスの時刻を気にするあまり、この↑アートの先にあるシーサイドギャラリーの存在のことに気づけませんでした涙

残念です。

直島の旅、もう少し続きます。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
またnote書きます。

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