見出し画像

YAKUSHIMA vol.2 「再会と再来」

この記事は2022年に6月に屋久島の縦走登山をした記録です。

前回の話「バックパックに詰め込んで」

.

.

.


朝起きるともう、屋久島が見えていた。
熟睡だった。どうやら移動でかなり疲れていたみたいだ。

朝日を浴びに船の甲板に出る。もう間近に迫る屋久島を海から眺める。ただ、そんなにゆっくり眺めていられなかった。興奮して夜ふかしをしてしまったのもあり、すぐに下船になるくらいギリギリまで寝ていたのだ。
下船の準備をしながらメッセージを送る。

ボク「もうすぐ着く!どこに行けばいい?」

今回の屋久島縦走は二人で挑戦しようと計画していたのだ。
今回の歩行距離、約40km近くにもなるハードな計画を立てることができたのも、現地にいた友だちの存在が大きかった。現地の友だちから返信が来る。

屋久島にいる友だちから
「おにぎりを作ってたら遅くなった!ちょっと港で待ってて〜!」

ちょっと時間ができるのかもと少し落ちつく。ただ、すぐにでも屋久島に登りたくて仕方なかった。

.

屋久島の港、宮之浦港に着く。
実は、7年越しの屋久島だった。
(その時の話もvol.0として後日まとめます)
降りてすぐになにか変わっているかなぁ〜と周りを散策する。

信号待ちでキョロキョロと周りを見ていると名前を呼ばれた。

友だち「りんちゃん〜!」

2年ぶりに聞くその声ははっきりと覚えていた。
久しぶりの再会に気持ちが高ぶる。

ボク「真吾!久しぶり!」

現地に先にはいっていた友だちの名前は『真吾』

彼とは新潟県佐渡ヶ島で出会ったのが始まりだった。その時の彼は仲間と一緒にドキュメンタリー映画を作成しながら自転車で日本縦断をしていた。そのときに佐渡ヶ島で仲良くなって今に至る。

余談だが、その時の彼らのゴールが屋久島だったり、ボクも7年前に屋久島に行ってから絶対にまた行くと決めていた。だからこそ、次は屋久島で会おうとなんとなくだが約束をしてた。
彼らも日本縦断達成してしばらく経っていた。

ただ後に真吾がまた屋久島で滞在しているということを知り、ここしかないと決意し、屋久島に訪れた。

感動の再会で余韻に浸ると思いきや、再会してすぐに車に乗り込み目的地に向かう。とにかく早く現地にいこうと気持ちが先行していた。車の中で、真吾の友だちと自己紹介をしたりして登山口に向かう。

真吾の友だちから登山口に行く前に、神社で今回の縦走登山の安全を祈願したらと途中寄り道をする。ちょっと浮足立っている気持ちを落ち着かせて、冷静に屋久島にいることを実感する。

そんなこんなで今回のスタート地点、白谷雲水峡に到着する。

白谷雲水峡で水を補給して、準備完了。

さあ、屋久島の頂上を目指して歩き始める。


真吾とヤスの日本縦断ドキュメンタリーはこちらから↓


次回 YAKUSHIMA  vol.3「Beyond Peak.」



いつも応援していただきありがとうございます。 多分、山にいくか不思議なものを食べる力になります。