40年経っても完結してないよ、夢枕獏先生!
以前、noteの企画に乗っかって『#私を構成する5つのマンガ』を書いてみました。
今度は、僕に影響を与えてくれた本を書いてみます。
マンガもそうですが、本を読んでも、その中にどっぶり浸かってしまうような読み方を僕はします。
ですから、考えながら、推理しながら読むような、推理小説は苦手です。読んでる最中には、何も考えられないからです😢
そんな僕が大好きなのは、やはり夢枕獏先生の『キマイラ』でしょう!
刊行が1982年ですから、今年が40年目!
しかもいまだに物語が続いています・・・。
完結していません・・・。
筆の遅い先生であるのは夢枕獏ファンならみんな知っていることですが、遅いにもほどがある!🤣🤣🤣
僕がこの小説を読んで影響を受けていると自分で思うのは、『哀しみ』というワードです。
『悲しみ』ではなく『哀しみ』。
キマイラだけではないのですが、夢枕獏先生は、この『哀しい』という表現をよく使います。
なぜでしょう。
僕はこの言葉、ワードが、とても好きです。
自分の心と、とても共感できるのです。
本の中にどっぷり浸かりながら、自分の心に、
ピーン
と響くものを感じます。
そして、この『哀しみ』と共に、迷い、苦しみながら、前に進もうと必死にもがいている登場人物たちが、大好きなのです。
決して、綺麗な心の持ち主ばかりが語られている物語ではありません。
ある意味、人間の汚さや厭らしさや泥臭さ、弱さや破壊の欲望などを、とても暴力的な表現で著している物語でもあります。
けれど、、、なぜかとても共感をしてしまいます。
たぶん、自分の中にある黒いところと共鳴しているのかな?
ホントのところはよくわかりません。
けれど、、、ただただ、とにかく面白いし、物語の中に引き込まれていきます!
すいません、「影響を受けた本」という内容で書きだしながら、いつの間にか、「自分が共感できる本」という感じの内容になってしまいました。ご容赦くださいませ。
それにしても、獏先生。
本の後書きで、いつも「あと数巻で書き上げる」と言いながら、もう何年経つのでしょう。
書く書く詐欺ですよ🤣
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