見出し画像

さよなら去年!なんてひどい1年だったことか!

みなさん、あけましておめでとうございます。
いつもと違うお正月を迎えられた方も多いのではないでしょうか?
私も今年は地元へ帰省せず、京都で過ごす初めての年末年始でした。

私は、「株式会社ピープルズ」という会社の執行役員及び経営企画部長であり、その子会社である「スーベニール株式会社」の取締役を務めています。
※私の自己紹介の記事はこちらをご覧ください。
⇒普通のOLだった私が、ある会社の社長になった、たった3つの理由。

今日は、昨年一年を振り返ってみたいと思います。

名称未設定 1

思い出しながら書いたら、なんかぐちゃぐちゃになってしまったのですが、笑。赤いのは心の折れ線グラフです。

まず1年前を思い返すと、2020年の折れ線グラフは、2019年時点では、今までにないぐらい上昇する予定でした。ワクワクした1月を迎えたのを覚えています。
会社のホールディングス体制への変更、社員みんなへのその発表。M&Aで広がった可能性を試すこと。オリンピック。上層部が特に期待に胸を膨らませた年だっただけに、この1年は本当に、心がくじけそうでした。

時系列で1月から。
まず1月、一昨年よりやりとりしていた鳴門にある「有限会社若山商店」を譲り受けることになりました。
「SOUVENIR」の中でおみやげの可能性をもっと広げたいと思っていた私にとっても、スーベニールという会社にとっても、とても大切なスタートでした。また、代表取締役社長という名誉ある役職で大きく成長しなければならないよと、背中を力いっぱいキックされた瞬間でもありました。

このあと3月1日に、スーベニール株式会社は、「株式会社ピープルズ」に社名変更し、ホールディングス体制に変更しました。
心温まる一歩先のおみやげを提供する。「スーベニール株式会社」
思い出の味をソウゾウする、食の会社。「株式会社グリグラ」
明日のお愉しみをつくる。(8月設立)「プレイコート株式会社」
鳴門で過ごした時間を自慢したくなるお店へ。「有限会社若山商店」

これらの会社はまだまだピープルズの一部。ピープルズという名前の通り、人があつまって場所をつくり出し、事業を作り出す。そんな会社のスタートを切ろうと走りだそうという矢先でした。

前期から動き出していた、
グリグラの新規事業として4月には「醍ぶ」というラーメン屋さん、
スーベニールも、新ブランドで地域に根づいたおみやげ店として宮島口に「しかとレモン」をオープンしました。

思い返してみると、この頃まではそこまでコロナに対して深刻に考えていませんでした。1月中旬に初めてそのニュースが耳に入り、2月頃から、マスクなしでは外に出れなくなっていたのですが、まさかこんなに長期化するなんて思ってもいませんでした。

4月、ついに緊急事態宣言が出て、お店を休業するのをやむなくされます。一部店舗(海外のお客様をお迎えする空港での店舗など)では今も続いていますし、1月に入り、また4月の緊急事態宣言を思い出すような事態になってますが・・・
私たちは、新しい事業を創り出していくことを会社でやっていますが、スタート時点は「小売業」であることをとても誇り高く、そして大切な精神として持っています。
ですので、たとえお客様が少なくても、よほどスタッフやお客様に危険がない限りは、出来る限り来てくださるお客様が「お店開いていてよかったね」と言ってくださるように、と今まで運営の判断をしてきました。
ですので、今のこの緊急事態宣言及び、休業を余儀なくされることによる雇用助成金などの支援は、今までの自分たちの精神論だけでは何ともできない判断を迫られました。会社を守ることとは何か?を今も考えさせられる毎日です。

4月5月は、店舗のみならず、新入社員も含め、本社のメンバーも交代勤務で大阪から勤務しているメンバーは自宅待機を余儀なくされました。多分そのまま通常業務だけに固執していたら、私たちはもっと泥の中に沈んでいたかもしれません。

4月の早い段階で社長より、今しかできないことをやっていこうと言われ、京都や観光地に足を運べないお客様のために、と「スーベニールオンラインストア」のオープンを決めます。
カランコロン京都など、普段であれば京都でしか買えない商品も販売していくことを決め、普段ECに携わってないメンバーもプロジェクトメンバーとして参加し、準備しました。
他には、前期より予定していた「甘味からんころん」も、延期するべきなのか?と議論していましたが、オープンさせることを決めました。カランコロン京都のブランド観、そして食への挑戦です。
また、こちらも普段お店に来てくださっているお客様に向けて、ぽっちりの「インスタライブ」をスタートすることもこの時決めました。
他には新しいキャラクターの公式サイト及びECサイトのオープンなど、それぞれに普段の仕事の枠を超えたプロジェクトメンバーを配置し、前を向いて仕事に取り組むことが出来たことは本当に良かったと思っています。

インフラ面では、会計ソフトをクラウド上のものに切り替えて業務の効率化を図る、チームスの導入でコミュニケーションと情報共有をスムーズにするなどをスタートしました。
特にチームスに関しては、8月1日に導入したのですが、今では当たり前のツールとして使用しており、使い方のルールなども更新されいい形で会社の業務を見える化できていると思っています。

上記の進捗も兼ねて5月から毎月必ず1日には総合職メンバーでzoom会議をしていたのですが、ピープルズの設立月でもある8月には、さらに前に進むための取り組みが行われました。「たのスタ」です。
思っているよりも長期化し、会社を苦しめているこのコロナですが、奇跡の復活を目指すには、やっぱり新しい事業や取り組みをスタートさせ、成功させるしかない。
ピープルズの使命は「世の中の愉しみを増やす」こと。愉しみを増やす、事業を提案する⇒「たのスタ」です。
これが社長からの発表でした。

この「たのスタ」で事業化が決定したものは何個かありますが、そのうちのひとつ「リンクアート」は、実際に中途採用で入社して1年の女性社員が提案し、既に走り出した事業です。
他にも来年のスタートに向け準備を進めています。

上記のように前を向いて走りだしたことももちろんありますが、このタイミングで、店舗の退店や休業、人員のことなど、後退した部分もあります。
それによって、様々なことへの価値観が大きく変わりました。
半年前の私だったらスルーしていたことや、OKとしていた判断を変えることもしばしば。良い時には気付かないことにたくさん気付かされ、変化を求められる年でもありました。状況は全く嬉しくないですが、新米経営者として成長した部分も大いにあると思います。

さて、こうやって1年を振り返ると、本当につらいつらい一年であったことは変わりないですが、意外とできたことや新しい価値観を構築できたこともあったなぁと感じています。
それもひとえに社長の舵があってこそ。いい時も悪い時も、会社を守りながら、止まらずに方向を決めて前に進む。やっぱり会社と人を動かしているってすごいなぁ。結果はこれからなので、私たちが花咲かせるために頑張らないとですが。

新年2021年。
昨年は思ってもいない一年でしたが、今年は、いい方向に思ってもいなかった一年にできるよう、前を向いて走りたい!と思っています。

今年も、みなさま、よろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?