“グレーゾーン”を埋める。

この仕事をするうちに、今までの職場で見てきた問題の、原因の一つに気付くことができました。

どの仕事にも、ここまでは自分の領域、という境界線があり、その中で仕事を片付けていくわけですが、お互いの領域が微妙に接する、“グレーゾーン”の扱いで、揉めることが多くあるということです。そして、多くの場合、“そこは自分の仕事じゃないから”と、その先を考えず、置いておいて、それが原因で問題が起こり、毎回その対処に追われる、という事態になると感じます。

今の仕事なら、例えば、粗大ごみの排出です。通常は、ゴミ置場に出してもらい、清掃スタッフが保管場所まで運び、収集日に出すのですが、大型の物で一人で運べず、人手がいる時はどうするのか。

高齢者サポートのための回収サービスなどもあるので、情報を集め、そういった公的サービスを利用する、清掃スタッフに特別頼む、収集日に出勤するコンシェルジュが、一時フロントを閉めてヘルプに入る、などの方法が考えられます。

フロントでは、代金を徴収して収集手配をかけ、シールを貼っておくまで、が通常の仕事なのですが、お見合い状態で、誰も何もしなければ、収集日当日になって困ったり、誰か特定の人が、場合によっては黙っていつも無理をすることになります。

この件に限らず、“自分の仕事ではない。自分に責任はない”と言うのは簡単ですが、オペレーションに滞りがある事態が、頻繁に、または継続的に続くのであれば、話し合いをして問題を潰しておかないと、先々トラブルになるんだな、といったことを、学ぶ毎日です。

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