「人生を面白くする 本物の教養」感想

育休中にどんな本を読むといいのだろうかと・・とぐるぐる考えながら本屋を歩いていた時に有名な出口治明氏の新書ということで手に取り目次をパラパラと読んでいたら面白そうだったので購入。
教養とは何か、いかに日本のリーダー層には教養が足りないかという話に始まり、本・人・旅を軸とした教養の磨き方を著者の経験談をもとに展開。後半は教養の観点から日本や世界の時事問題について論じる内容があり、「教養=知識」ではなく、知識をもとに考え抜く力である、ということを実例を基に感じることができた。
本・人・旅などを通じて、新たな視点を知り、自分の価値観をアップデートすること自体はこれまでも意識的にやってきたけれど、ではそこで得たことを基にどこまで時事問題について深く、より本質的な洞察が出来るようになっているかというとまだまだだなと痛感した。もう少し知識や教養の「幅」を広げてみたり、こうしたアウトプットの場で「考える→言語化する」機会を増やしていくことが必要なのかもしれない。

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