本懐
モヤモヤすることがいろいろあった、実りも気づきも多い良い一年だった。
ダイバーシティだとか働き方改革だとか、なんかいろいろ言っているけど、それを推進している人たちですら自分と同じじゃない人のことなんてさっぱり理解できないし、できていないことに気づいていない。
つい最近、そんなことが続いていまして。
自分のしごとってものを別の視点から見ることになりました。
根が深いなぁって思う。
わりとリベラルな友人と話していて「わぁ、この人でも想像できないのか」ということがあった。
自分のことを「ほかの人と違う」みたいに言うことって本当に嫌なんだけど、いや事実そうなんだからそれでいいんだよって、ちゃんと受け止めないと。うん。かっこつけでもなんでもなく、きっとそれは当たり前のことなんだ。
私にとって必要だけど、ほかの誰かにとってはそれが理解できない。
あるある、そういうこと。
それを自分でわかっていればいい。
モヤモヤも減るでしょう。じっさい、その気づきがあったらスッキリしたもの。
私の本懐は、小説を書いたりエッセイを書いたりすること、家族と過ごすこと、日常を生きること、旅に出ること。
ライターとかディレクターとか、組織運営とかマネジメントとかっていうのは、私にとっての本業じゃない。
今年もぽつぽつ受けてたけど、私の本懐ではない。
それどころか「趣味でしょ?(そんな時間、削ってこっちを増やしてよ)」と、ものすごく当たり前みたいに時間を持っていこうとする。
やるべきタスクはとっととこなしてるんだから、余計に時間を持っていかないでよ。こっちはそんなに暇じゃない。
彼らの大好きな「仕事」として、小説やエッセイを出す場が増えてきたし、来年はこっちに全振りで行くか。
創作を外から受注できてやったーとか、そこまで思わないけど・・・(脚本界隈にちょっとだけお世話になってた頃の記憶。ヘビー)。
ただ、「仕事」が免罪符になり得る人たちにたいしてはわかりやすいよね。
創作にかんしていえば、ここのところ短期間でポンポン書いてくことがあって「あー、私こんなに書けるんだ」ってしみじみ思った。
書けるのに、なんで本業じゃないことに時間を遣ってるんだろうって。
はて? って感じだった。
息抜きにはいいんだけどね。本業じゃない仕事。
とりあえず、いま時間を持っていこうとしている人にはある程度説明しておこう。
趣味でしょ?とかなんで時間ないの?とか
そんなに子供が大事?とかお金に困ってないもんね。とか
悪気なく軽くいわれて、やっぱり傷ついちゃうから。
傷つくっていうか、腹立つ(笑)。
そんでやっぱり傷ついている。
ほんとは生き方とか価値観の違いで傷つくいわれなんてないわけだから、スッキリ生きていけるように説明しておこう。
こんなところまで見てくださり、ありがとうございます。サポートは印刷費とイベント活動費として活用させていただいています。