見出し画像

名曲「Creep」はこうして出来上がったんじゃないだろうか


こんにちは!お久しぶりの大塚ペンタスタッフたいちです!

スタジオペンタでは毎年夏に「スクールズアウト」という、高校生が自分たちでオリジナル曲を作って参加するバンド甲子園のようなイベントを開催しているのですが、スタッフも親身になってスタジオペンタに来た高校生たちにアドバイスをしたりしながら、一緒に一生忘れられないような夏の思い出を作り上げていくわけです。


で例年より少し遅いスタートとはなりましたが、今年度も厳しい環境ながらスタイルを変えつつ無事に開催することができました。

画像1

↑ 今年度のスクールズアウトのポスター

大塚ペンタでも色んな高校生にアドバイスをしたんですが、この前「印象に残るアレンジが作れない」と悩んでいるバンドがいて話をしたりリハーサル音源を聴くかぎり、どうも"遊び心"が足りないのでは?ということになり、参考音源としてレディオヘッドの「Creep」を聴かせてあげました。

いい感じのアルペジオとメロディ。初めてレディオヘッドを聴く高校生も最初はいい曲だなあと聴いていたんですが、サビ直前のギターのあの"ガガッ”という音が鳴った瞬間に「....!!(こんなことしていいの?)」みたいなリアクションになってて、ただのいい曲だったのが印象に残る忘れられない曲になった瞬間でもありました。

Creepのあの”ガガッ”ができた経緯って諸説あるみたいですが、おそらくリハーサルスタジオ内はこうだったんじゃないかな、というのを脳内妄想のもと文章化してみました。高校生バンド諸君、参考にしなさい! なるかわからないけど!

以下、ぼくの妄想です。ちょいと関西弁になってるのはご愛嬌でお願いします。

登場人物:トム(ヴォーカル)、ジョニー(ギター)、エド(ギター)、コリン(ベース)、フィル(ドラム)

--------------------------------------------------------------

リハーサルスタジオ内にて....


トム:「失恋したから”Creep"っていう曲作ってん...」

一同、トムが作ったデモを聴く。

エド、コリン、フィル「いい感じのバラードやなあ。トムも色々辛いことあったかもしらんけどバンドでこの曲を完成させて、また新しいスタート切ろうや!」

エド:「俺はトレモロ使いながらアルペジオを弾いて、バラード調の雰囲気を演出するわ!」

コリン、フィル:「ベースラインはシンプルにするから、バスドラムとタイミング合わせてリズム隊でアンサンブル支えようぜ!」

トム:「このアレンジだと雰囲気出てるし歌いやすいなあ」

ジョニー:「(....なんやねんこの女々しい曲、みんなは勝手に盛り上がってるけど俺は全然好きになられへんからサビにいく時ムチャクチャにぶっ壊したろ)」→ギター「ガガッ」

ジョニー以外一同:「!!??(なんやねん急にこいつ...でもなんかよくわからんけどかっこいい!)」

ジョニー「いや、この曲ぶっ壊したろって思っただけやねんけど.....でも確かにかっこいいかも!」

みんな:「そのままサビもいくでー!」

トム:「でも俺はウジ虫で醜いんだ~♪」 ジョニー&エド「ギター歪ませて思いっきり弾いたれ!」 コリン、フィル「こいつらムチャクチャしてくるからリズム隊はがんばって支えなきゃ...!」

.......(曲が終わる)

みんな:「やばい曲が出来上がった...!」

--------------------------------------------------------------


とまあ、あくまで憶測なんですが大体こんな感じだったんじゃないでしょうか。

曲をぶっ壊そうというのはあまりオススメできないですが、真面目な高校生バンドほどアレンジに悩んでる傾向にあるんで、まずはめちゃくちゃにしてやろうぐらいの気持ちでやるのがちょうどいいかもしれないですね。バンドメンバーをびっくりさせるような演奏をして、ようやくリスナーの印象に残るのかなと。

まあ高校生のうちにバンドを組んでオリジナル曲を作るというのはめちゃくちゃ凄いことなんだから、そんなに悩み苦しまずにハチャメチャにおもしろおかしく色んな事を試してやろうぐらいの気持ちでする方が良いんじゃないかな、と高校二年生からギターを始めた僕は思いますね。高校生バンドのみんなが羨ましい...

大塚ペンタのスタッフは、高校生バンドに色んな音楽を紹介したりアドバイスをしたくてたまらないどうしようもない音楽バカばかりなので、バンドに悩んでたり音楽のこともっと知りたいってなったら、いつでも気軽に遊びに来てね!っていうのが今回僕の言いたかったことです。

高校生バンドじゃなくても、音楽好きなバンドマンもまじで大塚ペンタに一回来てみてください! 一緒に音楽談義しましょ!

それでは、また!

________________________________________________________
スタジオペンタ大塚店
170-0013 東京都東池袋2-11-3
TEL:03-3988-7774
JR大塚駅南口から坂をグーって登って、ガーッと行った住宅街にひっそりと佇む隠れ家的音楽スタジオ。バンド練習1時間1,070円~という衝撃的な値段ながら、アンプやドラムセットも預けられる大型クロークもあります。バンドやるなら大塚ペンタ!!
WEB

Twitter




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?