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楽器メンテナンスの奨め!!Vol.2 実践編

おはようございます!大塚店スタッフの早川です!

今日は前回に引き続いてギター、ベースのメンテナンスについて話して行こうと思います!今回は実践編!実際に我々がどのような順番でメンテナンスをしているのかを、順番に説明していきます!

1.弦を外す

早速弦を外す...その前に!今の楽器の状態を把握しておくのも大事です!ネックがどっちに反っている、弦高、ピックアップの高さは適正か、などなど...。というのも、弦を外した状態で無いと(ネックを外さないと)ネックやピックアップの高さの調整が出来ない楽器もあります。後から微調整するにしろ、一度ここで楽器の状態を把握しておきましょう!

あとはこのタイミングで、普段なかなか拭けないピックアップの間やブリッジ、ペグ辺りなんかも拭いてあげられると良いですね!案外ホコリが溜まってたりします!

2.フレット、指板を磨く

お次は、これまた弦を張った状態だと掃除出来ないフレットや指板を拭いてあげましょう!メイプル指板の場合は基本的に乾拭きでも大丈夫ですが、ローズ指板の場合はレモンオイルで磨いてあげましょう!フレットも、サビが酷い場合は「ピカール」のような金属磨きで磨いてあげるとピカピカになりますよ!

3.トラスロッドを回す(ネックが反っている場合)

ネックが反っている場合はこのタイミングでトラスロッドを回します!

順剃り(ネックが弦の張力に負けて起き上がっている状態)の場合はロッドを時計回りに締め、逆反りの場合は半時計回りに緩めましょう!

ちなみにですが、ロッドを回す行為はネックにかなり負担をかけるので、弦を外さないでもトラスロッドが調整できるタイプのギターを使っている方も、弦を緩めてからロッドを回すことをお勧めします!

4.弦を張る

いよいよ弦を張って行きます!ここはいつも通りですね、焦らずゆっくり作業しましょう!

5.ピックアップ、ブリッジの高さ、オクターブチューニングの調整をする

弦を張り終えチューニングをしたら、改めて楽器の状態を確認しましょう!

先程トラスロッドをいじった場合はここでコンディションが微妙に変わっているはずです!このタイミングで諸々調整してあげましょう!

6.各所のネジをしめる

もう一息で終わりです!調整が終わったら、ストラップピンやピックガードのネジが緩んでいないか、改めて確認してみましょう!ストラップピンのネジが緩んでいてストラップごと外れる...なんて不幸な事故は未然に防ぎましょう!

7.音を出す

最後に確認のため、アンプに繋いで音を出します!

張りたての弦、自分好みに調整された愛器を思う存分弾いちゃって下さい...!


以上が普段我々がやっているメンテナンスです!いかがでしたか?少しでも参考になったなら嬉しいです!

最後に...

もちろん自分で自分の楽器はある程度見れた方がいいですが、1年に1回くらいはプロのリペアマンに見てもらいましょう!知らず知らずのうちに不具合が起きていて、それに気付かず演奏を繰り返していくうち、弾き方に変なクセがついてしまったり、楽器が取り返しのつかないくらい悪い状態になっている...なんてことも。人間の健康診断と同じです!定期的にプロの元へメンテナンスに持って行きましょう!

それでは、また次の記事でお会いしましょうー!

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