故郷の風景
あんなに田舎が嫌で都会へと出た私
都会の多忙さと煩わしさに疲れて故郷に帰った
小さな頃から眺めていた港町の風景
いつも変わらない風景に変った自分を映してしまう
都会での生活で息苦しくなると
そんな夜は田舎の景色が夢に出てくる
空高くトンビが舞う青い空に飛行機雲が伸びて行く
港の近くの桜並木がいつもの待ち合わせ場所だった
友達と沢山の思い出が詰まった景色
母はいつ帰るの?って言うけど
このまま居ようかな・・・って呟く
心が欲しがっているものは都会にはなかったことに
少し寂しさを感じた
故郷の風景はいつも変わりなく
街を歩く人は少なくなったけど
スニーカーに付いた土の色と
深呼吸したときの空気の味が
大切なものを教えてくれる
風はいつもと変わらない海風
今日もカモメの声がする街
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