映画「スペシャルアクターズ」を観た

-年の瀬になると来年の自分の姿や目標を考える。僕は来年の自分の姿が上手く想像できなかった。どうなりたいかも。何をしていたいかも。詰まる所、路頭に迷っているのかもしれない。そんな時にこの作品と出会ったことはある意味不幸かもしれない。右も左もわからない真っ暗い道の遠くに突然現れた小さな光の先にあるのが落とし穴かもしれないからだ。ただ、この映画は僕にとって正真正銘の光であることは間違いない-

4日前の元旦の日、映画スペシャルアクターズを観てきた。3回目であり、2020年の映画始めだ。因みに1回目は12/2で、2回目は12/30。僕の2019年映画納めであり2020年映画始めだ。感想は最ッッッッッッッッッッ高!!!最高史上最高!という感じ。
"この映画は、毎回違う顔を見せてくれるんです。映画ってほら、生き物じゃないですか?" なんてことはなく、毎回全く同じ感情を抱かせてくれる。これって当たり前のようで全然当たり前じゃないことで、結末や台詞まで知っていながら毎回ちゃんとドキドキするしワクワクするし、この映画を見ると何というか、心があったまりホッとするし、ポジティブになれるからパッとするし、よし頑張ろうって思えることでキリッとするしでもう本当最高なの・・
そもそも僕は同じ映画を短期間で複数回観るタイプではない。2回以上観たのは同じ上田監督の「カメ止め」以来だ。でも、リピートの理由は全く違って、「カメ止め」は、とんでもない量の伏線を回収する為で、それは、違う映画を観に行く感覚だったが「スペアク」は、全く同じ映画を観に行っている。実は僕自身も、何故この映画にこんなに釘付けになっているのか、こんなに愛しているのかわかっていない。だけども、この映画の全てが愛おしくて堪らないのだ。
「笑って泣ける」とはよく言われているけれど、僕はこの映画の「泣き」のシーンで押し寄せる感情がすごく好きで、
1回目は、終盤の大団円で号泣してしまい、目を乾かすのでしばらく席を立てなかった。キャストさんが見送りに来ていたので少し迷惑をかけた。
2回目は、オープニングを観た時にラストを思い出して泣き、ラストでもやっぱり泣いた。
3回目は、OPとラストで泣き、帰ってからYouTubeで観た舞台挨拶での淡梨さん(教祖役)のコメントで泣いた。一部だけを切り取って書いて変な解釈を生むネットライターみたくなりたくないので内容までは書かないけれど、その後、僕の2個下であることを知って更に泣いた。

どんなにこの映画のことを愛し、深く探っても、制作における苦悩まではわからない。どうしようもないことだとわかっているけど、それが悲しくてしょうがない。でも、いつだって感情はコンパスのようなもので、その「悲しみ」は僕の向かうべき方向を示してくれている。
僕は僕を照らすホッソイホッソイ光に向かって歩きだす。

センキュー!

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