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無駄な会議をしたがるオッサンたち

オッサンたちは本当に会議が好き。
あなたが会社や役所などで働いているのなら、特に実感するのではないでしょうか。
「そんなくだらない内容のために会議する必要ある?」みたいなことでも謎に会議をしたがるのがオッサンビジネスパーソン。
仮に重要な会議であったとしても、だいたいが成果がなく、時間が無駄になっただけ…みたいなのも結構あるでしょう。

ここ最近、なんちゃら会議みたいなものをたくさん聞きます。
具体的な会議名を言うと色々面倒なことになるので伏せますが、「人口減に関するなんちゃら会議」的なやつがたくさん行われています。
少子化の進行で将来的に「消滅」する自治体が全国各地にあるらしく、そのことに関するなんちゃらうんちゃら会議が開かれ、今地方自治体は危機的な状況にあると。

本来重要なのは、人口減で地方自治体が消滅の危機にあるのなら、今何をすべきかなのかを明確にして即実行することなのに、会議が行われ、その会議をもとに作られた資料が「このままだとヤバいです!」というただの煽り。
会議で一体何をしていたんだよ…と絶望的な気持ちになってしまいます。

というか、地方自治体が人口減の危機にあるのなら、地方に住んでいる人とか若者に「なぜ地方を出たいのか?」、「住んでいる市町村が魅力的に感じない理由は何か?」などを聞いたほうがいいと思うんですよ。
地方に住んでいる人たちに直接、問題点を聞いたほうがダイレクトに解決しなければいけない課題が見えてきます。
その課題をクリアしていけば、少子化の問題や地方自治体の消滅を回避することができる可能性が高くなります。

社会的地位の高いオッサンを集めて会議をしたところで、結局似たような社会属性、年齢なので建設的な議論は全くできません。
それよりも地方に住む中学生とか高校生、社会人などに聞き込みをしたほうが何をすべきかが明確になる。

偉いオッサンを集めた会議なんてどうせ、オフィスの一室でデスクを「ロの字」型にして、綾鷹やお~いお茶でも飲みながら、眠気を誘うけだるい資料に目を通しながら、

「いや~地方自治体で人口が少なくなってヤバそうな市町村があるんですが、どうしますかねぇ…」
「そうですねぇ…まずは資料を分析していきますか…」
「あ、そろそろ会議が終わる時間ですねぇ…」
「ではまた次回…」
「あ、すみませんこの後よかったら飲みに行きません?私、最近いいとこ見つけたんですよぉ!」
「お!いいですねぇ!行きましょう!」

的なやりとりをしているだけでしょう。

まさに会議はdance dance dance、されど進まず(踊ってすらいないが)。

重要な会議をした結果、得ることのできた成果が「飲みに行く相手を見つける」
本当に無駄でしかない…。
いや、実際に飲みに行く約束をしているかは知りませんが、「消滅の危機にある地方自治体を救う方法」は全く考案されず、ただ未来の分析と危機を煽るだけになってしまうのは、いかにその会議が無駄だったのかを如実に示しています。

会議というのはいかにも「仕事をしている風」を装うことができるので、仕事が大好きなオッサンたち(大嘘)はとても重宝しているように思います。
ある意味、「日本企業的風景」ではありますが、成果のない会議をしても、時間と金が無駄になるだけです。

オッサンたちが無駄な会議をやめない限り、「会議をする」という無駄な仕事が消えず、無駄に時間と金が費やされ、「成果のない仕事」が永遠に続けられていくことでしょう。





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