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慢性的に残業をする人は行列に並ぶことにためらいがないという話

平日のランチタイムや大型連休の観光スポットで行列に並ぶ日本人はたくさんいます。
私は「行列に並ぶ=時間を奪われる」という考えを持っているので、ほとんど行列に並ぶことはありません。

行列に並ぶことにためらないがない日本人は慢性的に仕事で残業をしているのではないか?と私は考えています。
残業をすることと行列に並ぶこと。
これら2つに共通するのは「時間を奪われる」という点。
経営者でもないビジネスパーソンが組織のために残業をしたところで得することはほとんどありません。
残業代が出ると言っても結局は社会保険でしこたま抜かれますし、労働時間が長くなることで生活リズムが乱れてしまいます。

普通に考えればわかることですが、残業が慢性的な状態になってしまうと、思考力が弱まっていき「自分の時間を奪われている」という意識がなくなっていきます。
結果として、行列に並ぶという行為に対しても「時間を奪われている」という感覚を失ってしまい、行列に対するストレス耐性がなくなってしまうんですよね。

昔と比べればマシになりましたが、日本人ビジネスパーソンの中にはいまだに「長時間働くことこそが正義」みたいに考えている人たちが一定数います。
しかし、会社勤めにおいて長時間働くことが普通になってしまうと、時間に対する意識が弱くなり、私生活でも思わぬ不利益(行列に並ぶことにためらいがない)を被ることになるのです。

そういう意味では今時期(ゴールデンウィーク)の大型連休での大混雑は日本人の「労働マインド」によって作り出されたといっていいでしょう。
混雑に巻き込まれ時間が無駄になっても気にしない、だからこそ「みんな一斉に同じタイミングで休む」という悪しき風習が改善されない。

「働き方改革」以前にまずは日本人の時間に対する意識を抜本的に改革する必要があるでしょう。

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