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傾聴、そして自己開示

自己開示が苦手です。
キャリコン技法の自己開示ではなく、自分について話すことにずっと抵抗がありました。

ところが、国家資格取得を目指して通い始めたキャリコン養成講座は、やたらグループワークが多く、ネタに困って自分のことを話さざるを得えない。守秘義務、守秘義務と言われると「まあ、ここだけの話なら」という気にも…。

と、自分について話すことに少し慣れたころ、パンセに出合いました。
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という、ただのもったいない根性で参加した月1回の傾聴ワークショップ。昔から「人の話を聞かない」と言われてきた身を反省し、聞くことに徹しようというつもりでした。
いえ、特に話したいこともないから聞いていればいいや、という気持ちでした。

ところが、最初は聞いているだけだったのに、いつの間にか話し始めているのです。仕事の悩み、なぜキャリアコンサルタントになろうと思ったのか…などなど。

そう、そこにいたのは傾聴のプロたち。
上手に話を引き出し、キャリコン初心者のつたない質問にも丁寧に答えてくれます。しかも、悩みがあれば一緒に考えてくれる…。
ワークショップが終わるころには、「あー、面白かった。明日からまた頑張ろう」という自分がいました。

そんなことを繰り返して1年ほど。普通の人(特にキャリアコンサルタント)は、とっくに気づいていることに気づきました。
誰かに何かを伝えるには、自分の言葉で整理しなくてはいけない。自分の経験を伝えるなら、その過去を整理する必要がある。そして、今後について話す場合、話すうちに目標や願望が明確になるのです。

パンセという安心できる場所、そして傾聴してくれる人たちがいて、以前に比べて自分について話すことに抵抗がなくなりました。それは、自分を発見することにもつながっていきました。

自己開示:マイクロカウンセリング技法の「積極技法」一つでもあり、さまざまなカウンセリングで使用される


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