一般社団法人PENSEE

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最近の記事

傾聴、そしてキャリア・アンカー

「なぜ、キャリアコンサルタントの資格を取ろうと思ったのか」とよく聞かれます。2級技能士に受かったときは、「転職を考えて?」とも。 それっぽく答えてはきたのですが、正直、自分でもよく分かりません。 国家資格取得を思い立ったのには、明確な理由がありました。それまでの仕事とは全く関係のない部署に異動し、キャリア研修を取り入れたいと思ったからです。 ただ、合格したときには、以前の仕事に戻っており。キャリコンの資格も知識も必要なくなっていました。 なのに、なぜか思い立ってしまった2

    • 傾聴、そして自己開示

      自己開示が苦手です。 キャリコン技法の自己開示ではなく、自分について話すことにずっと抵抗がありました。 ところが、国家資格取得を目指して通い始めたキャリコン養成講座は、やたらグループワークが多く、ネタに困って自分のことを話さざるを得えない。守秘義務、守秘義務と言われると「まあ、ここだけの話なら」という気にも…。 と、自分について話すことに少し慣れたころ、パンセに出合いました。 2級技能士の対策講座を受講するならPENSEE倶楽部に入ると割安→会員はキャリアカウンセリング実

      • 「キャリコンの本当の魅力って? ~未来を描くサポートの大切さ~」

        みなさん、こんにちは。pensee代表の松尾です。 最近、ふと「キャリアコンサルティングって、世間にどう思われてるんだろう?」と考えさせられる出来事がありました。ちょっとお話しさせてください。 先日の勉強会の後、ある会員さんから面白い質問を受けたんです。 それが、私たちの業界の課題をズバリ言い当てているような内容だったのです。 世間の人たち、それにキャリコン資格を持ってる人たちでさえ、キャリアコンサルティングを「マイナスをゼロに戻す」お手伝いだと思ってる人が多いみたいなんです

        • キャリアカウンセリング実践勉強会:主訴の共有と問題発見の醍醐味

          今週もキャリアカウンセリング実践勉強会を開催しました。今回のテーマは「面談の方向性と問題の共有」です。 参加者の皆さんには、小グループに分かれて実践的な練習を行っていただきました。 各グループからの振り返りを聞いて、改めてこの課題の難しさと重要性を感じました。 多くの参加者が、クライアントの主訴をつかみ、それを適切なタイミングで共有することの難しさを指摘していました。 ある参加者は、「問題の共有をしっかりしようと意識しすぎて、かえって焦ってしまった」と振り返りました。また

        傾聴、そしてキャリア・アンカー

          キャリアカウンセリング実践勉強会:学びと成長の場を創る喜び

          毎週火曜日に実施しているキャリアカウンセリング実践勉強会、今回は特別な機会となり、学生さんの相談を受ける実践セッションを行うことができました。この経験は、参加者の皆さんにとって貴重な学びの場となったようです。 セッションを通じて、多くの気づきがありました。 特に印象的だったのは、限られた時間内でのカウンセリングの進め方についての議論です。 30分や60分という決められた時間の中で、どのように話題を選び、どこまで掘り下げるかは、カウンセラーによって大きく異なることが浮き彫りにな

          キャリアカウンセリング実践勉強会:学びと成長の場を創る喜び

          【地域の中学校でキャリア教育について対話:未来を生きる子どもたちに必要な力とは】

          先日、枚方第四中学校にお招きいただき、今年度のキャリア教育担当の先生方とお話をする機会をいただきました。キャリア教育の本質や、激動の時代を生きる子どもたちに必要な力について、熱い対話の時間となりました。 ■キャリアとは何か まず、「キャリア」の概念について再確認しました。キャリアは単なる職業選択や進路決定だけでなく、自分の人生をどう切り開き、豊かに生きていくかという広い視点を含みます。そのため、キャリア教育も単なる進路指導にとどまらず、社会の中で自立し、自分の人生を描く力

          【地域の中学校でキャリア教育について対話:未来を生きる子どもたちに必要な力とは】