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パンデミック行政を考える

パンデミックに対して…
日本は自主性を重んじても機能する国。
そう思っていたら、強権発動したい様子。

「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」のパブリックコメントが募集されていたので、投稿してみた。政府案は情報統制も前提に、強制的にワクチンの集団接種をしたいようだ。
よく読まないと解らない曖昧な書き方がしてある。

解釈の幅がある条文は怖い。
きちんと指摘しておかないとね。

以下、パブコメ投稿文。
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1-3-1.ワクチンの流通に係る体制の整備
備蓄に反対いたします。
ただし製造ラインの転用と能力の強化は賛成します。
ここで備蓄に関しての記述がありますが、ウイルスの種別によっては備蓄が無意味になる可能性があります。特にRNAタイプのもの(SARS-CoV-2など)は抗体の完全なマッチングは不可能です。
細胞内で複製されるウイルスは五時間で1万個、半日で百万個と言われます。エラー補正機能のないRNAウイルスはその度にミスコピーを繰り返し、消滅と残存を大量に繰り返す中で生き残ったものが変異株となって残る仕組みです。そんなものに対しワクチンを大量生産して備蓄しても、有効に使える可能性は低いのでは無いでしょうか。
さらには今日のmRNAワクチンにはアジュバント剤と筋肉注射の性質上、必要以上の長期間(人によっては6ヶ月)タンパク質を産出し続ける場合があるようです。備蓄はウイルス複製のサイクルと免疫獲得との、時間軸の矛盾を解決出来ないでしょう。そして無用になったワクチンは破棄されるしかありません。極めて無駄の多い政策では無いでしょうか。
安全かつ迅速に供給できる体制と技術の開発は必要でしょう。しかし、現時点では魔法の杖は無いという現実解を受容する必要があると思います。

3-4. 副反応疑い報告等
3-4-1. ワクチンの安全性に係る情報の収集及び提供
適切かつ迅速に、収集した情報を開示してください。
「最新の科学的知見」とありますが、これは何を示しますか?ここ数年の情報開示において、製薬会社からのネガティブ情報が厚生労働省経由で発表された認識がありません。
またCOVID-19向けmRNAワクチンにおいて、接種後の副反応を多数の医師が解剖までして報告していますが、接種による健康被害ではないと断定しているように見えます。現場の医師が訴える情報は「最新の科学的知見」では無いのでしょうか。
現状ではとても真摯な情報開示をしている様に見えません。少なくとも医師免状を持っている人からの警告は素直にそのまま開示すべきと思います。災害でもっとも不味いのはネガティブ情報を無視することです。

3-1-3-2. まん延の防止のための措置の要請
「都道府県は…必要な処置を講ずることを要請する」とありますが、その必要な処置とは何ですか。明確にしていただきたいです。
その後ろの章、3-1-3-3で「要請に従わないものは…命ずる」とありますが、何を命ずるのでしょう。明確にしていただきたいです。さらには3-1-3-4で施設名の公表とあります。従わなければ晒し者にする、という様にも見えます。
何が処罰の対象で、どう要請し、どう命令するのか、まったく明らかにされていません。このパブリックコメント募集をもって、反応なくば法制化となれば国民を恣意的に処罰することが簡単になってしまいます。もしそうなれば明確に憲法違反となってしまうでしょう。恣意的な運用は国民主権の原則に反するため、公共の福祉を理由にそれを無効化することは出来ないのです。
2022年5月16日のグローバルダイニング訴訟(東京都)の判決文を参照していただきたいと思います。「要請に応じない正当な理由は限定的に解釈されるべき」とあります。
この項目は言論統制の為との批判があります。文言の解釈が曖昧な現状ではその誹りは間逃れないでしょう。恣意的解釈を許さない、国民主権に則った条文を作成することを強く希望いたします。

https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=060512703&Mode=0

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