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【ステップ1】見なおす ー家計の4分割ー
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お金を貯めて、増やすためのステップその1、「見なおす」。
まずは、自分がどのようにお金を使っているのかを見なおしてみましょう。また、自分の収入から何にどれだけのお金を使えるのか、どのようなバランスで使うべきなのかも再認識してみましょう。
見なおすときにオススメの考え方が「クォーターグリッドシステム」です。下図のように、家計を四分割することで、自分が何に対してどれだけのお金を使えるのか、どういうバランスで支出するべきなのかが把握しやすくなります。
家計をシンプルに「固定費」「変動費」「自己投資」「貯金・投資」の4つに分け、支出を全てその範囲内に収めます。
クオーターグリッドシステムの良い点は、各項目を金額ではなく「割合」で考えるところです。割合で考えることで、収入の多い少ないに関わらず家計を見なおすことができます。
例えば、毎月手取り18万円の給料をもらっている人であれば、
18万円 ÷ 4 = 4.5万円で、固定費、変動費、自己投資、貯金・投資に使えるお金はそれぞれ「4.5万円まで」と捉えます。
そして、導きだした金額から支出を考えます。固定費として使えるのは4.5万円なので、アパート家賃はだいたい3.5万円ほどのところに住む。自己投資として、自分の好きに使える金額は毎月4.5万円まで。こんな風に、自身の収入に合わせて家計を設計できます。
ちなみに、「固定費」「変動費」「自己投資」「貯金・投資」のそれぞれの具体的な支出内容はこんな感じです。
※携帯電話やネット通信費は、最近、定額制であることが多いため固定費の枠に入れています。人によっては変動費の枠に入れたほうが適している場合もあるかと思います。
先ほどの手取り18万円の例で、固定費は4.5万円まで、アパート家賃は3.5万円程度としました。「そんなアパートないよ!」という声があるかもしれませんが、そんなことありません。あります!
もちろん、新築アパートに比べると見劣りするアパートかもしれませんが、それでも探せばあります。現在の自分の収入、身の丈では、そのアパートが適しているのです。年を重ねて、収入があがれば、それに合わせて良い場所に住めばよいのです。どうしても今、良い場所に住みたいのであれば、その他の項目から固定費に充てる必要があります。トレードオフというやつです。もしトレードオフする際は、貯金・投資の枠から引くのは避けてください。
ざっくり家計簿を作ってみる
クオーターグリッドシステムで、自分に適した支出バランスが分かったら、日々の支出を見なおすためにざっくりとした家計簿をつけてみます。
まずは1ヵ月間。1円単位まで記録する必要はありません。100円単位で、ざっくりと。細かくなりすぎず、継続できるくらい気軽なもので大丈夫です。あくまで、普段の支出のバランスを確認するために家計簿を作りますので、家計簿を作ることが目的にならないように注意してください。
1ヵ月分記録したら、支出内容を「固定費」「変動費」「自己投資」「貯金・投資」に仕分けして、普段何気なく使っているお金がどのようなバランスになっているか見なおしてみてください。
例えば、変動費が全体の40%を占めていて、貯金が10%ほどしかなかったという状態になっていないでしょうか。もしそうなっていたら要注意です。
もしもクオーターグリッドシステムのバランスが崩れていたら、次のステップ「節約する」でいろいろな支出を見なおして、リバランスするのがオススメです。
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