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令和4年8月18日の昼飯

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本日、食したカップラーメンはこちら!

東洋水産
マルちゃん
スタミナニンニク塩焼そば
「俺の塩」
スタミナがっつり
新生活応援!

だぁぁぁぁぁぁ!

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早速! いただきます!
失敗したぁあぁぁぁ!

考え事していたら、写真を撮る前にパッケージを破ってしまった。
最近、暑くて、だるいんだよね……
ホントに、頭がぼーっとする。

なんか、悪魔でもとりついてるんじゃなかろうか……
ええい! こうなったら悪魔祓い!
エロイムエッサイム! エロイムエッサイム! ワレは求め訴えるなり!
って、召喚しとるがな……

でも、大丈夫!
今日食べたこの塩焼きそば、めっちゃニンニクが効いてるねん!
もう、食べ終わっても夜までずーっと鼻の奥に残るような強さ。
もう、めちゃ最高!
疲れた時には、やっぱりニンニクやな!

ということで、今日は「悪魔」つながりのお話を。
昨日の続きを書き直してみたよ。

俺はハーレムを、ビシっ!……道具屋にならせていただきます【カク11+なろう45合計56万PV】ほのぼのスローライフを想像したあなた残念!コレは親を殺された少年と悲劇のヒロインたちの復讐物語…だと思う。

 ベッツが消えた通りには母犬と子犬が取り残されていた。
 いまだに子犬は唸り声をあげている。
 もしかしたら、今度は目の前のタカトを警戒しているのかもしれない。
 子犬だからこそわかる、ほんのわずかな臭い……そう、男の子だったらなじみのある香りだ。
 先ほどから、目の前のこいつの下半身からはタケノコをゆがいた時のようなあの独特なアルカリの香りが漂ってくるのだ。
 おそらくタカトの固い志が、アイナちゃんのくい込み写真集を待ちきれずに夜の妄想をふくらませていたのだろう。
 えっ? 違うものが膨らんでるって? 大丈夫だよ! ベッツに殴られそうになった時に、すでにシュンとしぼんで元気がなくなっているからwww って、不発かよ!

 そんなタカトは荷馬車から飛び降りると、道に倒れる母犬に駆け寄った。
 ――元気がないな……
 一応、念のために言っておくけど、犬の事だよ! 犬!
 母犬は警戒し、タカトの敵意を確かめるかのようににおいをかぎだした。
 だがすぐに何かを思い出したかのように甘えた声を出すとタカトの足へとすり寄りはじめたではないか。
 その変わり様に先ほどまで警戒して唸り声をあげていた子犬が、キョトンとして首をかしげていた。

 タカトはそっと母犬の頭をなでると、急いで荷馬車のところにまで戻ってきた。
 そして、御者台に置いていた自分のカバンの中に手を突っ込んだのだ。
 もしかして、いまさらティシュでも取り出そうというのだろうか?
 いや、中からおもむろに一つの包みを取り出したのである。
 その包みの中には、ビン子が作った弁当の箱が入っていたのだ。

 弁当箱には巨大なパイの包み焼きが2個入っていた。
 実はこのパイ、食材を買うお金がない迷コックのビン子が、森からの恵みをふんだんに使って前日までに作っておいたものなのである。
 タンポポやらヨモギ、そして、ゴーヤなどを使って丁寧に下ごしらえしたものに、女性ホルモンであるエストロゲンと同様の効果を有する大豆イソフラボン、女性ホルモンの分泌を促進するための高たんぱく質としてイモリの黒焼き、トカゲのしっぽ、童貞の血などをふんだんに混ぜこんだうえに、ついに最後には……
「エロエロエッサイム~エロエロエッサイム~我は求め訴えたり~巨乳の女神よ~我に巨乳を与えたまえ~あぁ巨乳~あぁ巨乳~あぁ巨乳~とにかく1ミリでも大きくなりたまえ~」
 と、悪魔でも召喚するかのような呪文をかけならが丹念にパイに包んで焼き上げた至高の一品。
 その名も『思いでぽろぽろほろにがパイパイ』なのだ。

 まあ……その名の通り、とてもほろ苦いのだ……
 だって、これを食べても胸は1ミリも大きくなったためしが無い。
 だが、悪魔召喚魔法の効果がないというわけではなさそうなのだ。
 というのもこれを食べると、タカトが召喚する茶色いナマコが大きなトドに成長するのである。
「ヒッ! ヒッ! フ――! ヒッ! ヒッ! フ――! もう! 無理ィぃぃぃ! 俺の穴からスイカが生まれるぅぅぅぅ!」
 きまって、朝のトイレからタカトの絶叫が響くのだ。

 そう、驚くべきはその重量!
 ほろ苦い食材がこれでもかとしっかりと味付けされて包み込まれたそのパイ、なんと一個あたりの重さは約500グラム。
 18cm型のミートパイが約800グラムなので、その半分以上の重さを有しているのだ。
 しかも、それがパイパイと言うだけあってタカトの弁当箱には二個も入っていた!
 併せて1Kg! 重いでぇ! めっちゃ重いでぇ!
 重すぎて涙がぽろぽろ出てしまうわ!
 そんな二つのパイが顔を出す弁当箱は、まるでEサイズのオッパイがそこから生えているかのようでもあった。
 というか、Eサイズのオッパイを持っている女性って常に1Kgの『思いでぽろぽろほろにがパイパイ』を胸にぶら下げているということなのか。
 いやぁ~確かに重いわ……これ……
 って、先ほどからビン子さんが、なぜか首の付け根を押さえて肩をグリグリと回している。
 もしかして……ビン子さん……その胸に入っているのは……ニセ乳?

 タカトは、弁当箱からそのパイの包焼『思いでぽろぽろほろにがパイパイ』を一個つかむと、母犬の鼻先においた。
 だが母犬は、その『思いでぽろぽろほろにがパイパイ』を咥えると、今度は、その子犬の前に置き直したではないか。
 あきれるタカト。
 仕方ない……自分の弁当箱の中に残っていた最後の『思いでぽろぽろほろにがパイパイ』も母犬の前に置いてしまったのである。
「お前もちゃんと食べろよ……」
 って、お前……もしかして、ただたんに悪魔のデバフがついたこの食べ物を食いたくなかっただけではないのか?
 アホか! ウ○コが大きくなるだけで食べられんことはないんだぞ! これ!

 第25話 鑑定の神はおばあちゃん?(2) 後段より

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