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令和4年5月9日の昼飯

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本日、食したカップラーメンはこちら!

サンヨー食品株式会社
サッポロ一番
「とろみ塩ラーメン」
あんかけ屋
手打ち風麺

だぁぁぁぁぁぁ!

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早速! いただきます!
結構トロっとしております。

はぁ……ゴールデンウイークも終わってしまった。

ため息をつきながら食べるカップラーメンは今一だな。
これから、7月18日まで祝日なしですって……

まぁ、確かに、祝日だからと言って休めるかどうかは分かりませんけど、
気持がね……
やる気がね……
出ないんですよねぇ……

イカン!
このままでは、ただでさえ0に近い俺のやる気がトロけてしまうではないか!

ここは鼻歌でも歌って気分転換!

フ♪ フ♪ フフフの♪ フン♪

ということで、トイレ行ってきま~す!

でもって、今日は「鼻歌」つながりのお話しを!


俺はハーレムを、ビシっ!……道具屋にならせていただきます【カク11+なろう39合計50万PV】ほのぼのスローライフを想像したあなた残念!コレは親を殺された少年と悲劇のヒロインたちの復讐物語…だと思う。

 空は澄み切っていた。
 天まで抜けそうな青い空。
 今日も快便! いや快晴である!

 だが、時折流れてくるレンズのような白い雲が、まるで竜ノ巣のように大きなとぐろを巻いていた。
 それは、まるで青いキャンバスに描かれた白いウ●コ。
 これから先の天候は荒れるかも?

 時は昼前。
 いまや天高く上った太陽がさんさんとその光を降り注ぎ、足元の大地から茶色のムワっとした独特の匂いを醸し出していた。

 そんな中、タカトは森の中を歩いていた。
 腕を頭の後ろに回し、鼻歌を歌いながら歩いていた。

 フ♪ フ♪ フフフの♪ フン♪

 歩く土の道上には、森の木々が作りだす光と闇がまだら模様に広がって、その行く手を交互に照らす。
 それは、まるで、これからのタカト行く先を暗示するかのようであった。

 そんなタカトの後ろにはビン子とヨークが続いていた。
 そう、彼らは今、一之祐に命じられた酒を買いに出かけている最中なのである。

「なぁ、ヨークの兄ちゃん。一之祐様からいくら預かったんだ?」
「おぉ少年! よくぞ聞いてくれた! なんと金貨2枚だぞ! 何でも買えるぞ! ビン子ちゃんも好きなの買っていいぞ!」
「ヨークさん! ほんと! なら、エビフライ買って!」
「いいぞ! 何なら100本ぐらいどんと買うか!」
「ヨークの兄ちゃん! 100本ってwww ビン子なら300本は一人で余裕! 余裕!」
「マジか! こんな細い体で300本? よく太らないな……」
「私! そんなに食べられません!」
「だったらビン子! お前、どれぐらい食べたいんだよ!」
「えっ……101本……」
「ちょっ! ビン子お前! 101匹のエビちゃんか! キャンキャン!」
「だって……エビフライ……おいしいじゃない」
「やっぱり100本は食うんかい! お前……そんなに食ったら腹壊すぞ!」

 イテテテテ

「って……なんだか俺の腹の方が痛くなってきた」
 急にタカトは自分の腹を押さえだした。

「……ちょっとヨークの兄ちゃん! 先に行っておいてくれ! 俺は、ちょっと用を足してくる」
「何! タカト少年! ウ●コか!」
「そうだよ! ウ●コだよ! ウ●コ! 悪いか!」
 あわててズボンを脱ぎだすタカト。

「いや……少年……悪くはないが……」
「ちょっとタカト! こんな道の真ん中でしないで森の奥でしなさいよ! 森の奥で! ワンちゃんのハヤテでさえ森の奥でしてくるのよ!」

「分かった! 分かったから、二人とも先に行ってくれ!」
 タカトは、慌てて半ケツの状態でズボンを掴み、茂みをかき分けて森の奥へと入っていった。

 その後ろで、ヨークは大きな声を張り上げた。
「おーーーーい、タカト少年! 先に行っているぞ!」

「りょうかーーーーーーい」
 ブリブリブリブりぃぃぃぃぃい!

 鼻をつまむヨークとビン子。
 なんかここまで匂いが漂ってくるような気がする。

 そんな臭気から逃げるように向きを変え歩き出そうとするヨークとビン子。
 だが、そんな二人の背後から突然、大きな叫び声が沸き起こったのだ。

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁ!」
 それは、森の奥から聞こえる悲痛な悲鳴。
 どうやらその声の主はタカトのようだった。

 咄嗟にヨークとビン子は振り返る。
「どうした! 少年! 魔獣でも現れたか!」
「どうしたの! タカト! お尻でも割れた!」
 それは、元からや!
 元から尻は割れとるわい!

「紙がなーーーーーーーーい!」

 当たり前である。
 そこはトイレでも何でもない森の中。
 トイレットペーパーなんてものはありはしない。
 ついでに言うと、タカト君はポケットティッシュなるものを持っていない。
 ポケットの中には頑固おやじ印が入った極め匠シリーズの工具が詰まっているのだ。
 そのため、ティッシュなどを入れる余裕は全くありはしない。

「ビン子ぉぉぉぉぉ! 紙をくれぇぇぇぇぇぇえぇ!」
 再び、悲痛な叫び声をあげるタカト。

 仕方ない……仕方ないのだ……

 はっきりとヨークたちにも聞こえたあのブリブリ音。
 今のタカトの下には、茶色い大盛カレーが皿に盛られることなく地面の上にドロドロと広がっていることだろう。
 これが、もし固く干からびたフランスパンなどであれば、きっと何食わぬ顔でズボンを上げられたというのに……残念だ。

 タカトの声を聞くビン子はあきれ顔。
「ヨークさん、先に行ってください。私はあのバカにこれを渡してきます」
 ビン子は背負うカバンのポケットから、ポケットティッシュを取り出した。

 鼻をつまむヨークは笑いながら手を振った。
「オッケー! 先に行ってるぞ! ビン子ちゃん! 生きて帰って来いよ!」
「ウ●コの臭いなんかで死にません!」

 第529話 プロローグ より

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