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令和4年12月13日の昼飯


本日、食したカップラーメンはこちら!

東洋水産
うまいつゆ
豊かな風味 液体つゆ付
「天ぷらうどん」
滑らかなうどん、鰹・昆布だしのうまいつゆ。

だぁぁぁぁぁぁ!


早速! いただきます!
おぉ! 天ぷらおいしい!

何種類かの天ぷらが入っているようで、天ぷらごとに味が違う!
イイねぇ!
食べるたびに風味が変わるのがニクイ!
ツルツルのうどんともよく合いますわ!

パッケージから自分が抱いたイメージ通り! って感じ。
昨日の肉ソバとは違っていいんじゃない。

でも……食べ終わるころになると、
天ぷらが溶け合って、何が何だか分からなくなっているんですけど……
まぁ、それもヨシかな!ヨシかな!

ということで、今日は「ツルツル」つながりのお話を!

①俺はハーレムを、ビシっ!……道具屋にならせていただきます 一部一章

 ガシャーン
 教室の前の引き戸が再び倒れた。
 つい先ほどコウスケが直したばかりなのにである。

 開け放たれた廊下には力なくよろける男が一人、壁に右手をつきながらなんとか上半身を支えていた。
 だが、なぜかその男の姿は、全裸にふんどし。
 両の手に付けられた銀色の手錠からは、途中で千切れた鎖がそれぞれ垂れ落ちていた。
 しかも、首には犬用の赤い首輪まで。
 もしかしてこの男、変態?
 だが、ここは神民学校…… 一応、生徒の安全を確保するためセキュリティはめちゃめちゃ厳しいはずなのだ。
 そんなセキュリティーの目を掻い潜って、まさか中等部の教室内にまで変態が入り込もうとは……守衛は一体何しとんねん!

 まるで亡霊のような男の左手が、先ほどからだらりと垂れて力なくゆれていた。
 うなだれる頭から垂れ落ちる金髪の長いウェーブ。
 その間からかろうじて見える表情は、完全に憔悴し切っているようだった。
 あれ? この顔……どこかで見たことがあるような……

 そんな男は、最後の力を振り絞ると一気に姿勢を正した。
「イケメンアイドル! セレスティーノですッ!」
 キラッ★

 いつも化粧パックをしたばかりのようなみずみずしい頬が、今や、げっそりとこけ落ちていた。
 女性たちを魅了してやまないあの美しかった黒い瞳は、どす黒くよどみクマができていた。

 だがそれでも、その声を聞いた瞬間、教室内の女子生徒たちが一斉に振り向くと黄色い悲鳴を上げた。
 きゃぁぁぁぁぁ♥
 セレスティーノ様ぁぁぁぁぁぁ♥

 そう言えば……
 セレスティーノといえば、今朝の人魔騒動のあと、お登勢さんとトリプルルッツルツルをおどっていたはずではなかったのだろうか?

「セレスティーノの旦那! 逃がしゃしないよ! 明日の朝までトリプルルッツルツルを踊るんだろ! 精根! いや毛根がなくなるまでこすり倒してやるから楽しく待ってな!」
 そう高笑いをするお登勢さんに首根っこを掴まれたセレスティーノは、5コインの連れ込み宿「ホテルニューヨーク」に強制拉致されていた。
 この「ホテルニューヨーク」、普通の銭湯とは一味違う個室の入浴施設も兼ね備えた風俗店なのである。
 当然、風俗店のため、18歳未満は入店禁止!
 そのため、中等部のコウスケやローバンが「ニューヨーク」の名前を知っている訳はなかったのだ。

 そんな個室浴場のタイルの上には銀色のエアーマットが引かれていた。
 その上でゴシゴシと洗われたセレスティーノは、その勢いでトリプルルッツルツルをお登勢さんと三回ほど踊った後だった。
 この時点で魂を完全に吸い取られ、もはや抵抗する気力は残っていない。
 なすがまま……されるがままのマグロ君状態。

 だが、それで終わりではなかった。
 いうなれば、ここからが本番! 本丸なのだ!
 素っ裸のお登勢さんはセレスティーノを肩に担ぎあげると個室浴場を飛び出して、スキップを踏みながら階段を登っていった。
 そう、この宿屋、一階は強いソープ臭が漂う個室浴場になっているのだが、二階より上は、そんなほてった肌を冷ます? いや、さらに温める? ご休憩やご宿泊用のスペースになっているのだ。
 お登勢さんの肌は入浴したばかりだというのに、すでに水分を失いカサカサ。
 そんな肩からは、セレスティーノの長い髪が力なく垂れおちていた。あんなにツヤツヤで美しかった金髪が、いまやトリートメントの輝きを失っている。しかも、ビショビショに濡れたお登勢さんのビローンと垂れ落ちたしなびた両乳にむりやりからめとられていたのだ。
 そんな乳と髪の毛は、まるでランバダを踊るかのようにお登勢さんの動きに合わせて激しく上下していた。
 そのたびにセレスティーノの頭皮の毛根が激しく激しくひっぱられる。
 ――いててて……ハゲる! もう、ハゲハゲ言うな!
 だが一方、テンションマックスなお登勢さん!
 そんなことなどお構いなしに、鼻息を荒くしながら階段を登り切った。
 でもって、一番手前に見えた休憩室の引き戸を力任せに引き開けると、その中へと飛び込んだのである。

 そこは、かび臭い畳がしかれた6畳ほどの薄汚い部屋。
 真ん中には一組の赤い布団が広げられているだけだった。
 
 そんな布団の上にセレスティーノの体が投げ出された。
 どしん
 受け身も取れずに尻もちをつくセレスティーノ。
 その衝撃で乳に絡み取られた髪の毛も、どうやらかなりの本数が無理やり根元から引き抜かれたようである。
 いてぇぇぇぇぇ!
 というのも、丸裸のセレスティーノの手には銀色の手錠がつけられていたのである。
 しっかりと拘束された手では受け身すら取ることは不可能だった。
 しかも、ご丁寧に首には犬の首輪までついている。

 第48話 緑髪の公女(8) より


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