高校生でTOEICが300点上がったときの話
この学習方法で身につけられること。
1.TOEICの点数が300点あがる。
高校生のとき、先輩に教えてもらった英語学習法。
この学習法で、英語の勉強を始めたことで、TOEICの点数が300点あがった。
とくに、リスニングの成績を、200点以上伸ばすことができた。
人生の中で、一番英語力が伸びた瞬間だった。
2.英語を頭から理解できる。
しかし、そのスコアの変化は、長い英語人生にとっては、些細な変化にすぎなかった。
れよりも、もっと大事なスキルとして身につけたのは、
というクセが身についたことだ。
言葉を変えると、
ということである。
例えば、
I like speaking English.
という英語を訳すときに
Iは、「私は」で、Englishは、「英語」、speakingは…
と毎回日本語の語順に訳していたのだが、
そんなことを考えなくても、英語を英語の語順で意味を理解することができるようになったのである。
おすすめ学習法「シャドウィング」と「速読英単語」
「速読英単語」は、単語帳ではなく、シャドウィングをするために使うべき教材である。その使い方は、ちゃんと「はじめに」の部分に書かれているのだが、実はあまり読まれていない。
当時、先輩に教えてもらった英語の学習の手順は、次の通りだった。
❶前提を理解する。
学習の前提となることを、頭に入れておくことで、焦らずに学習を進めることができる。
-たくさんの量をこなすより、まず1つの文章を濃密に学習する。
- 半年で1つの文章でもよい。
- 頭はフル回転する。
これらの前提を頭に入れておこう。
❷まず、日本語の意味を理解する。
まず、とりあえず日本語の意味を読む。
速読英単語帳は、「へえー、そうなんだ!」というような、興味を惹く文章になっていて、とても優秀である。
ついでに、英単語の意味も英文に書き加えて置く。
❸次に、英語の文法構造を理解する。
次に、何となく文章の構造を書き込んでいく。
正直、自分はここが苦手だった。SVOC、文型なんて、なんのことかわかっていなかったし、(正直、英語の文型なんて今でも覚えていない。)
「何となくこんな風になっているんだなー。」ぐらいの理解で十分である。
「主語・述語・形容詞、副詞、関係代名詞、接続詞」…。なんて考えなくても、「これがここに係っていて、」と矢印を書き込むぐらいで十分である。
④ここからが「シャドウィング」である。
シャドウ=「影」と意味する通り、英語の音声を聞いて、それを追うように英語を言っていく。
そのため、最初は1文を追いかけるので必死である。
何度も何度も同じ1文を追いかける。
しかも、聞きながら言っている間に、次の文章も読まれているのであるから、頭はフル回転している。
めちゃくちゃ疲れるので、それで、1日目は終了。1文をシャドウィングできるか出来ないぐらいが普通である。
しかし、繰り返しているうちに段々と言えるようになっていく。1文が言えたら、次の文に進んでいく。
大事なのは、量よりも質をこなすことである。
「速読英単語」が難しい人は、中学校の教科書でも十分だと先輩は言っていた。
⑤言えるようになってくると、文章にリンキング(文字と文字が繋がって省略されること)があるのに気づく。
気づいたリンキングについては、スラー” ⌒ ” のような記号を書き込んでいく。
ちょっとずつ、言えるようになっていくのである。
★履歴
2024/03/12 今日はここまで。
2024/03/18 ちょっと書き足した。
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