見出し画像

海との縁の話

今日も起きれました。

今日は暑いけど曇りという微妙な天気でした。
最近は生クリームを飲みたいという気持ちに支配されていますが、ダイエットのために頑張って無視をし続けています。
摂取したいよ……。

さて、今日は海の話をしたいと思います。
海とはちょっと因縁のようなものがあるので、そんな話をしたいと思います。

海と名前

私は生まれたときから海でした。
というのも、自分の本名は海に大きく関係があります。

理由としては、両親がダイビングが好きなので「子供には海に関係する名前をつけよう!」と生まれるときから決めていたそうです。
小学生くらいの時に聞いたときはこんな感じの回答でしたが、高校生くらいになって「どうしてこの名前にしたの?」と聞いたら「たまたまダイビング雑誌を読んでいたら降ってきた」と言われました。
『そんな桃から生まれたから桃太郎みたいな……』とは思いました。いや、桃太郎は桃から生まれているけど、私は海から生まれたどころか、周辺環境に海がないじゃん。
けど、案外気に入っている名前ではあります。
子供のころは名前の良さもわからず「読みづらいだけじゃん」と思っていましたが、歳を重ねてから褒めて貰う機会が増え、自分で決めたものではないとしても嬉しいです。
これに関しては親に感謝しています。
(ただ、本名が珍しいのでネットの世界では使わないようにしています。すぐ特定されてしまいますから)


海と憧れ


さて、周辺環境に海がないのに、両親は海が好き。しかも名前はゴリゴリに海。なんで逆に海がないのか。信じられない。
ので、近隣の海に行くたびにテンション爆上がり。広くて大きい海。小学生では歩いては絶対に行けない場所。憧れの場所。高速道路からチラリと覗くだけでも騒いでしまうくらい、海という場所のことが好きでした。
もしかしたら、毎日見ていたら嫌になってしまうのかもしれない。
それでも毎日海があったら、水平線と朝日や夕日の組み合わせが見れたかもしれないし、散歩で海際を歩くこともできたかもしれない。
嫌なことがあったら海に叫んで、夏は海で泳いだり潮干狩りをしたかもしれない。
そんなことを考えるとちょっとだけ損した気分になる子供でした。
自分は何故、海が遠いのか。
今考えれば隣の芝が青く見えていただけなんですけどね。

ダイビングをしたい親が、たまに連れて行ってくれるからこそ特別なのだ、それを理解するには随分と長い時間が必要でした。

海と私

正直にいうと、海水浴というものをした記憶が殆どありません。
海に行って着るのは可愛い水着などではなく、ぴっちりしたラッシュガードで、浮き輪よりダイビングマスクとシュノーケル、フィンと友達でした。
大体シュノーケリングをするか、小学生になるとダイビングライセンスを取ってダイビングをしました。
マンガやアニメで見る海水浴とは違うな、とはよく思っていましたが、それはそれで楽しかったです。
水族館で見るものが目の前にいる。厚いガラス越しではなく、本の目の前どころか私の横を過ぎていく。
目の前に突然現れたクラゲにびっくりしたり、たこを追ってみたり、かなり大きなコブダイが一瞬だけでも私の前にでてきたり。
その年の自由研究は海中の写真で、生息している生き物の分析をしました。
賞もなにも取れなかったけれど、私の人生で一番記憶に残っている自由研究です。
海は本当に面白い場所でした。
本当はまた潜りたいのですが、ADHDがあるから難しいんだろうなと思っています。悲しいなぁ。

それでも私は海に憧れている

現在の私は実家よりも海が近くなりました。
歩いて行こうと思えば歩ける距離に海があり、たまに吹く潮の混ざった風に少し不快感を感じるほどです。電車に乗れば海が見え、私が想像しているのとは少し違う顔を見せてくれます。何か別の匂いがしそうというか何というか……。
正直魔法が解けたというかなんというか、そんな気持ちになることもあります。
でも私はやっぱり海が好きです。
朝日を浴びてキラキラと光る姿はやはり美しいと思います。

そんな私は死ぬまでにやりたいことリストの中に『深海に行ってみたい』というのがあります。
ずっと思っていたことです。宇宙に行くよりは海に行きたい。まだこの目で見ていない生物たちを見てみたい。何があるのか探ってみたい。ずっと憧れています。
しかし、6月18日に発生したタイタン号の事故を受けて、正直尻ごみする気持ちもあります。
怖い。死にたくない。
想像もできない力に押しつぶされて、小さくなって体もバラバラになるなんて想像もしたくない。
しかしそれを上回る好奇心があるのも事実です。

深海は地球の3分の2を占めているといわれているのに、まだまだ謎ばかりだといいます。その謎を自分の目で確かめてみたい、という気持ちを未だに捨てられずにいます。

海と縁をもらったので、せっかくだから人生側にいてもいいかな、なんてことを考える夏の日でした。

それではおやすみなさい





この記事が参加している募集

#夏の思い出

26,379件

サポートいただいた分でやりたいことリストを達成していきます。よければ支援お願いします。