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泣いた日の話

今日も起きれました。

今日は一昨日、昨日の反動で信じられないほど寝てしまいました。
やっぱりあんまりよくないやつじゃん。
そして昨日は最後の新刊も入稿したということで、今日はゆっくりすることにしました。

さて、今日は泣くことについて話したいと思います。

私はわりと涙もろい方です。
ちょっと心動かされるとギュッと目の中に水が溜まっていく感覚があって、
すぐに泣きそうになります。
ちょっと感動する映画とか、すぐ泣きます。
例えば動物とのコミュニケーション、家族愛、大切な人との別れ……。
泣きすぎてしまうので、見るのを避けるくらいです。

結婚してからより深刻になって気がします。
大切な物が増えたせいですかね。
それとも人生でのいろんなイベントを乗り越えたせいですかね。
それはよくわかりません。
『涙活』というものもあるらしいですが、私なんて仮面ライダー555の最終回でも流してくだされば15分は泣いていられます。

それとは別に、昔から何もないのに泣きます。
たぶん心が疲弊しているせいだと思うんですが、窓の外の青空を見た瞬間とかによく泣きます。なんなんですかね。

昔、高校三年生の9月くらいに模試を受けに行ったんです。
途中でそうなってしまって、体調が悪いと嘘をついて早退しました。
受験やらなんやらでどうしようもなくなってしまってたんだと思います。
学校の近くの、あまり人の来ない公園のベンチで横たわって、ひたすらに止まらない涙をべちゃべちゃに流しながら「どうしようもないな、消えちゃいたいな」と思っていました。
とても頼り方が分からない。
だれにSOSを出して良いか分からない。
高校生の分かる限りに電話をしました。
命の電話は「かけ直してください」と言われ、メンタルクリニックには「予約は半年後」と言われ。
私は誰を頼ればいいんだろうって。
もう全然分からない。

三時間くらいそうしていて、流石にここにいるのは止めようと思いました。
セーラー服もカピカピでしたし。
そんな時に、大好きなおばあちゃんに会いたくなったんです。
どうせ消えるならおばあちゃんに会いたいなって。
それでタクシーを捕まえて30分くらいのところのおばあちゃんに会いに行きました。
随分とびっくりされました。
辛い辛いと泣く私をおばあちゃんは慰めてくれて、私の大好きなチョコレートを出してくれました。
何か許された気分になりました。
(その後母に「おばあちゃんに迷惑をかけるな」と怒られましたが)

祖母はその数年後に亡くなりました。
誰かのためにあんなに泣いたのは今のところあの時くらいです。
火葬場から東京の家に帰るまでずっと泣いていました。
あの時新幹線お隣だった方、本当にごめんなさい。
なんなら今も思い出すだけで涙が出ます。
こういうところですね、すみません。

涙もろいのは一生治らないと思いますが、まぁ、我慢することでもないので、大人らしく泣きたいと思います。
たまには声上げて泣きたいけど。

そんな感じです
それではおやすみなさい



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