見出し画像

その会社大丈夫?

こんにちは。Penny係長です。

今回は、昨日の続きである『財務諸表』について、記事を書きたいと思います。昨日の分は、こちらをご覧ください。

では、本題です。
『財務諸表』の入手方法は、お伝えしましたので本日は『見方』です。

ご覧になった方はよくわかると思いますが、数字がいっぱい載っていて『なんなんこれ?』ってなりませんでしたか。
私は御多分に洩れずなりました。泣

そうですよね。プロが見れば状況がよくわかるんだと思いますが、シロートからするとハテナがいっぱい浮かぶはずです。

しかしながら、『見るポイント』が掴めれば、案外理解できる事もあります。
あくまでも、『案外』です。
上部だけでも理解出来るか出来ないかでは、雲泥の差になりますのでお付き合いください。

財務諸表とは『貸借対照表』『損益計算書』『キャッシュフロー計算表』の3つのことを言います。
この3つのことを何とか三表とかいうはずです。うる覚えですみません。笑
あまり覚える必要がないため、ご興味があれば調べてみてください。

『貸借対照表』

戻りますが、『貸借対照表』は『資産』と『負債』の2つで構成されています。
また、この2つは更に『流動』と『固定』に分類され、合計で4つで構成されています。

企業がどのように資金を動かしたり、保有しているのか、またどのように集めているのかを表しております。

この『貸借対照表』を別名で『バランスシート(B/S)』と呼ばれております。

『損益計算書』

続いて『損益計算書』です。こちらは別名『プロフィットアンドロス(P/L)』と呼ばれており、『売上』と『経費』、そして『利益(損益)』で構成されております。
企業が1年間事業を行い、計上した『売上』と『経費』が集計され、『利益(損益)』がどのくらい出ているのかを表しています。
よく言われる黒字、赤字を判断するものです。

『キャッシュフロー計算表』

最後に『キャッシュフロー計算表』です。こちらは『キャッシュ』と『フロー』の頭文字を取って、『CF』と呼ばれています。
名前のとおり、企業のお金の流れに対する実態を表ています。
営業費や設備投資など『どこにお金が使われているのか』『うまく回せているのか』の判断基準となります。

このように、上記の三表は企業の経営状況を把握するのに、最も有効な手段となります。

企業の業績が良ければ、財務諸表は企業の安定性、成長性などの基準となる為、就職をするに値する企業なのか、見極めることが出来るのではないでしょうか。

『見る時のポイント』

では、手に入れた『財務諸表』をどこからみていけばいいでしょうか。

①利益がでているか。
②事業が継続していけるか。
③効率のいい運営になっているか。
④適切な投資が出来ているか。
⑤お金の流れは適切か。

①②③を見る事が出来るのが、『ROA』です。
『ROA』とは、当期純利益を総資産で割った数値です。
これが、高ければ高いほど利益が効率よく生まれている証拠です。

合わせて、『ROE』も一緒に見た方がいいです。
『ROE』とは、当期純利益を自己資本で割った数値になります。
これを見る事で、自己資本で効率よく利益を出しているかの目安になります。

『ROA』と『ROE』は、一緒に見る事でより利益を効率よく出せているのかを確認できます。

④⑤は『キャッシュフロー計算表』で、企業のお金の流れがわかります。
例えば、事業を改善する為に、『設備投資がされているか、その金額はバランスが取れているのか。』などです。

場合によっては、大半が借入金などの返済に使われているような事もあります。
そういった企業は、自転車操業をしている状態のあるため、安定した企業とは到底言えません。

このように『財務諸表』を見る事で、会社の現状、将来性を見る事ができるため、就職していい会社なのかの判断基準にいなります。

会社の表面ばかり見ていると、『本当は火の車だった。』なんてこともありえます。

しっかりと、働きたい企業を調べる事も、就職には重要な事です。

本日もお付き合い頂き、ありがとうございます。

如何だったでしょうか。
2回に渡り、『会社選び』の重要性について、記事を書きました。

少しでも役に立ったと思った方は、♡又はコメントなど、頂けますと嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?