あなたにもきっとあるはず‥。健康的じゃないと思いつつ、ついつい食べてしまうものって?
こんにちは、ぺんきち@Blabo!です。
共創コミュニティサイト「Blabo!」に投稿されたユーザーボイスから、インサイトや商品開発のヒントを探っていく『Blabo!コラム』。
今回テーマとして取り上げるのは「好きな食べもの」、とりわけ「健康的じゃないと思いながらも、ついつい食べてしまうもの」です! 皆さんも何かひとつくらい、そういう食べものがあるのではないでしょうか?
◆誰しも、ひとつくらいはあるのでは‥
今回、ユーザー(※1)の皆さんに問いかけたお題は、次のようなものでした。
「分かっちゃいるけどやめられない、ついつい食べてしまうもの」と言われて、皆さんはどのようなものを思い浮かべましたか?
もしそれが健康的な食べものだったら、それはもう結構なことだと思います(かと言って、そればかり食べていては栄養のバランスもおかしくなると思いますが)。でも、残念ながらそうではないという方が大半ではないでしょうか。
でも、健康的じゃないからと言って、食べたい欲求を抑えて我慢しすぎるのも、逆に精神衛生上よくないと思いますよね。無論、健康を害するまで偏った食事にするのは避けるべきですが、こういった食べものとどうやって付き合っていったらいいのか、本当に悩ましいところです‥。
そこで今回は、どのようなものを「ついつい食べてしまう」のか、またどうして食べてしまうのか、ユーザーボイスから読み解いていきたいと思います。
◆ついつい食べてしまうものいろいろ
ますは、「分かっちゃいるけどやめられない、ついつい食べてしまうもの」としてどのような食べものが挙げられたのかを見ていきます。具体的なユーザーボイスをご紹介しますが、皆さんにとっても「わかる~」というものばかりなのではないでしょうか。
①いわゆる「ジャンクフード」
<カップラーメン> 会社での昼食!手軽で安くて美味しい!夜遅くにも急に食べたくなって、ダメだと思いつつスープまで完食!
<ポテトチップス> 塩分糖質脂肪分。怖い。でも食べちゃう。ココが一番塩分多いだろうなとはわかっているけれど、つい最後に残った細かいのまで食べちゃうもったいない精神。いい油を使用しているものはお高いんですよね
ファストフードのプライドポテトを一度食べ始めると、途中でなかなか止められません。最初しっかりしてたポテトがだんだんしなしなになってくる、、、美味しい上に最後まで飽きさせないなんて。。あの良い感じのしょっぱさは、ふとした時に思い出す小悪魔な食べ物です☆
②甘いもの系
日々甘いものを食べる方ではないのですが、たまにチョコを無性に食べたくなります。急にです。板チョコを食べたくなります。そんな時は板チョコ1枚を一人で黙々食べてスッキリします。体には良くないことだと思ってますが、ついチョコを欲するとやってしまいます
マヨネーズをいっぱい使いすぎると太るしコレステロールも溜まるのは分かっているのですが・・・・ 唐揚げ、揚げ物、お好み焼き等色々掛けてしまうんですよね~ マヨラーと家族から言われています・・・・・・
1つめについては、板チョコ1枚を黙々と食べるとのことで、バリバリとした食感もくせになっているのかもしれませんね。リフレッシュやストレス解消も兼ねているのかも。
③塩分高めな「ごはんのおとも」
ふりかけ、ちりめん山椒、海苔の佃煮etc塩分が高く、ご飯が進んでしまう・・・。でも、保存がきくし、おかずが足りないときに便利なんです汗
はじめは白米とおかずで食べているのですが、最後に少しだけゆかりや塩昆布、漬物などしょっぱいものを白米にプラスして食べたくなる。塩分取りすぎなのはわかってるんだけど。。
これらの他にも、揚げ物、お菓子、ラーメンなどなど‥本当にいろいろなものが挙げられました。皆さんのコメントからも「良くないと思いつつも‥でも止められない」という様子がひしひしと伝わってきますよね。
◆体が、気持ちが、欲するのだから仕方ない
「健康的じゃない」と思いながらも、どうしてついつい食べてしまうのでしょう? 医学的、生理学的なメカニズムについてはWeb上にもいろいろな文献があると思いますので、ここでは議論しません(できません!)が、ユーザーボイスを眺めていくと、以下のように整理できるのではと感じます。
このうちどれか1つだけが理由となっている、というよりは、現実には複合的な理由になっているのかもしれません。とはいえ、体が欲するという「無意識的」な部分と、気持ちが欲するという「意識的」な部分の両方が存在するのであろうことがユーザーボイスからも明確に見えるのは興味深いところではありますよね。
◆自分に対する「言い訳」のつけ方
体や気持ちがその食べものを欲するのだから仕方ない‥と言いながらも、一方で罪悪感を感じていることも確か。そこで、自分に対する「言い訳」に関するユーザーボイスをいくつかピックアップしてみました。
①理由をつけながら食べる
夜自分の部屋で一日頑張った自分にご褒美の甘いもの。一つだけと決めてシュークリームやケーキ、お饅頭などその日によって大好きなものを食べています。我慢はかえって身体に良くないと自分に言い聞かせ、食べるひと時は至福の時。到底やめられません
味つけのり…食べ始めたら、口のまわりが痛がゆくなるまでやめられない…。海苔はからだにいいから、と食べる!
②もったいない精神を発揮する
時々夜遅めの時間に揚げ物しちゃったりするし、揚げ油がまだ酸化する前にもう一回!とか衣余ったから、パン粉早く使わなきゃ!ってなんだかんだ言い訳しつつ揚げ物しちゃってる
ラーメンのスープ(うどんのつゆも)は塩分とりすぎなのがわかっていても、最後まで飲み干してしまう誘惑に勝てません。スープやおつゆには長時間煮込んだ豚骨やたっぷりの昆布、鰹節などが使われていて、味の肝になる部分です。それを飲み干さずに捨ててしまうのはあまりにもったいない
皆さんは、①②のどちらにあてはまりそうですか? どちらにせよ誘惑に勝てない(負けちゃう)自分をいかに納得させるかという点では同じですよね。
でも、それでよいのだと思います。自分の欲求を抑えつけるよりも、言い訳しながら自分を許しちゃう方が、よほど人間らしいですもの‥。
◆どうにかする方法はある? ない?
では、ついつい食べてしまうことに対して、それを何とかする解決方法はあるのでしょうか。
まず1つ考えられるのは「小袋」などで量を減らすというアイデアですが、これは全く意味がなさそうだということがユーザーボイスから既にうかがえます‥。
小袋のなら食べ過ぎないゾ (^_-)-☆ と、気が付くと空になった小袋が山になってる!!!もう大袋じゃん!
コンビニで売られているピーナツ入り柿の種小袋6個入パックは、もちろん分けて食べるためにあるわけですが、たいてい全部一気に食べてしまいます。美味しいというだけでなく適度な辛さと歯ごたえがストレス解消になっているからだと思っています
また、食べもの自体を低カロリーのものにするというアイデアは、過去にいろいろな商品で失敗の歴史を重ねてきているはずで、こちらも有効なアイデアではないのでしょう。
理由は、単純にそれを求めてないからだと想像がつきますね。「健康については他のところで何とかするから、この食べものは我慢させないでくれ!」という感じでしょうか。先ほどまとめたように、ご褒美や開放感でそれを欲しているのだから、致し方ないですよね。
であれば、『健康については他のところで何とかするから』を掘り下げることはできるでしょうか。ここの例としては、糖分や脂肪分などの吸収を抑えるサプリメントなどが挙げられそうです。いわゆる「なかったことにする」系のものもありますね。
さらに同様の考え方で、「ついつい食べてしまう食べもの」と、そのデメリットを打ち消してくれるような食材を組み合わせるという方法はないものでしょうか。一緒のタイミングで食べるのが欲求不満になるかもしれないので、前後の食事でフォローできたらなおよいですね。
もはや、これはぺんきち個人の希望ですが、そのような食材の組み合わせがあればぜひ試してみたいですし、それが実現するなら1日3食の中で免罪符がもらえるようで、気分的にも救われそうです。どこかのメーカーの方でご興味をお持ちの方がいたら、商品化や売り方を一緒に考えてみませんか‥。
◆おわりに
「健康的じゃないと思いつつ、ついつい食べてしまうもの」とどう付き合っていくかは、ちょっと大袈裟ですが、人にとって永遠の課題なのかもしれません。
でも、視点を変えてみれば、体によくないなと思いながら食べてるだけでも、まずは良いのかもしれません。そのうえで何とかしようと思う気持ちを持つこと、そのためにアイデアや知恵を巡らせることが大事だと思いたいですね。
「Blabo!」では常に様々なテーマのお題を公開しており、ユーザーボイスの募集だけでなく、ユーザーとの対話を通じたアイデア創発支援などのプロジェクトを行っています。ユーザーとして声を届けたい方も、プロジェクトに関心をお持ちいただいた方も、どうぞお気軽にアクセスしてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※本コラムで紹介したユーザーボイスは、できるだけそのままご紹介していますが、一部で抜粋や文言修正などを行っています。また、これらの著作権はすべて株式会社Blaboに帰属します
※今回のお題に対するユーザーボイスは下記のサイトにて見ることができます
https://bla.bo/boards/1423
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