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ドイツへ国際郵便(船便)で引っ越してみる


怒涛の引越作業がほぼ完了した。

1.引っ越しあれこれ


昨年の国内引っ越しは、離島→離島の不便極まりないもの。
うっすらとその後の海外引越しは頭にあったものの、引越作業を計画的にできるタイプの人が我が家におらず。
追い詰められて、ええーい!全部送ってしまえ!となる。

ヤマトの家財便と通常便を利用して、合計80箱を送りつけることに。
ヤマトさん、その節はすみませんでした。

それだけの荷物を余裕で収納できてしまう田舎らしい大きな家であったので、1年間の生活はモノの多さに苦労することはなかった。

で、結局海外就職が決まったのが1月。そこからなんやかんや時間がなくなり、金目のものは1月からメルカリで売却作業を進め(こちらは予定通り完了)、海外引っ越し・国内&海外旅行(離島→国内旅行→海外旅行→就職先入国、の予定)のタスクリスト作成、必要な買い物を済ませているうちに、後回しになる引っ越し荷物整理。
結局本気で片付けに着手することになったのは、離島3日前。

3日間をフルに使い、いるものといらないものの分別・不用品の贈与・梱包・ごみの分別・発送・ごみの運搬と出発ぎりっぎりまで戦争状態であった。


2.ドイツへの荷物の規定


さて、前置きが長くなったが、ドイツへの引っ越し荷物の作業について記しておこうと思う。
まず、郵便の船便をメインに検討・使用した。日本→ドイツの場合、長辺+短辺をぐるっと1周させたものが合計2m以内との規定。

https://www.post.japanpost.jp/cgi-kokusai/country.php?cid=6

これは厳しめの規定で、例えばカナダは合計3m以内。これだと確か宅急便でいうところの200サイズがいける。
対して2m以内だと、140サイズでオーバーになり、130程度のサイズ。ヤマトや郵便局で手軽に買えるものだと、120サイズになってしまい、これはかなり小さめ。
お気に入りの西川の敷布団が余裕で入らず、泣いた。

その代わり、200サイズのダンボールは入手が結構難しい(特に離島では)のに対し、130程度のサイズはネットでの購入も可能だし、値段も半額程度になる。
今回は知人を介して業者に発注し、2mに収まるようなサイズにカット+厚みが8mmのものを入手した。離島後、追加で発送したいものがでてきたのでヤマトで普通のダンボールを購入したが、強度が圧倒的に違ったので、海外発送用の厚めのものを用意するのが無難だと思う。また到着後に検証してみる。

その他注意事項としては、ドイツはリチウムイオン電池が発送不可。(前記事参照 https://note.com/penguindance08/n/n1b750ef7c337
ニッケル水素とかアルカリは(確か)問題なかった。

あとは食品関係と薬品関係に気をつければ、それほど難しいものはなかったような。


3.船便発送手順


国際郵便マイページサービスを使用して、発送伝票にあたるものを記載していく。こちらは説明書きの通り進めていけば難しくない。
https://www.post.japanpost.jp/int/howto/index.html
いったん会社の倉庫に置いておいてもらうため、先方に記載内容に関するアドバイスをもらったのだが、品名をある程度ざっくりと書いたほうがよいとのことだった。
ただ、近頃ヨーロッパは税関のチェックが厳しめらしく、HSコードというものの記載が推奨されている。(フランスなんかは必須のようだ)
HSコードを記入しようと思うと、結構細かく品名を記載しないといけないため、HSコードは未記入で提出。
また、使用した中古品で引っ越し荷物であることを強調するため、それぞれの品名のあとに(personal used, for moving)と記載してみたのだが、これも不可とのこと。以前はOKだったようなのだが、公式な品名の記載ルールがあり、きちんと運用されるようになったようだ。

おおむね離島の郵便局で発送したため、HSコードの未記入に関するツッコミもなかったし、品名のあとの追記も指摘されずそのまま手続きが進んだ。
その後本土の本局で追加の荷物を出したときに、HSコードがないと返送される可能性が高まりますよ?返送料も自分持ちですよ?と強めに言われたので、へえ~という感じだった。

大体13箱分くらいで、160kg程度だっただろうか。
合計12万弱だったかと思う。
10箱以上だと10%割引が適用されるので、荷物が多めにある人は一気に送ると安上がりになる。

箱の上限サイズが小さかったので、思いの外安くあがったかな。
あと追加で2箱くらいと、精密機械系の航空便1箱を追加予定なので、20万で収まるくらいでしょうか。

色々とリサーチはしてみたものの、ドイツ引っ越しの船便に関しての最新の情報は思いのほか薄かったので、結果どうなるかは蓋を開けてみてのおたのしみ、ということになる。まあ、最悪荷物なんて何もなくなっても死にはしないからね。

今回は以上です。

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