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【プラモデル制作記】1/700 潜水艦「伊156」 その4(額縁からの浮上)

アオシマ1/700潜水艦「伊156」完成しました!!

コンセプトはどの角度からも楽しめるジオラマです。額縁を使うことで、横に置くだけでなく写真のように立てかけることも出来ます。
初めてレジンを使い、手芸向けのパーツや額縁などでどれだけの表現が出来るかなと思いましたが大成功だったと思います。

 さて、実艦の「伊156」(基準排水量1635トン)は海大Ⅲ型bと呼ばれる艦級の1番艦に当たり、当初は「伊56」という艦名でした。建造ヤードは呉海軍工廠で1929年3月に竣工しています。

 「海大型」とは「海軍大型潜水艦」の略で、日本海軍が構想する「漸減作戦」の中で味方艦隊と共に敵艦隊の攻撃を行う決戦兵力としての役割を期待されていました。
 そのため海大Ⅲ型は53cm魚雷発射管を艦首に6門、艦尾に2門という武装を備えつつ、水上艦隊に随伴するため水上速力20ノットが発揮出来る性能を持っていました。
 海大Ⅲ型bは海大Ⅲ型a(伊53型)と共に大正12年度艦艇補充計画で建造が決まり、「伊56」をはじめ「伊57」「伊59」「伊60」「伊63」の5隻が建造されました。ちなみに飛んでいる「伊58」は海大Ⅲ型a、「伊61」と「伊62」は海大Ⅳ型の潜水艦です。めっちゃややこしいですね。

 伊56ですが1941年12月の太平洋戦争開戦時は第4潜水戦隊第19潜水隊に所属してマレー作戦に参加。オランダの貨物船「ヘイチング」をはじめ6隻の船舶を撃沈・撃破しました。1942年5月には「伊156」と改名。その後は練習艦になったり、キスカ島への物資輸送に従事したり、特攻兵器「回天」輸送を行ったりと大戦の全期間にわたって様々な用途に使われつつ、1945年8月15日の終戦を迎えています。


ところでアオシマの「伊156」のキットは2隻セットです。つまりもう1隻がいるということになります。

さぁこちらも作ろうか。


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