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飲食店での独立を応援するということ。

鹿児島市の騎射場で居酒屋『ペンギン酒店』を夫婦でやっています。ちなみにペンギン酒店は、こんなお店です。

今回は飲食店で独立を目指してがんばっているペンギンスタッフのようちゃんを、僕ら夫婦が具体的にどうやって応援していこうとしているのかについて書いていきます。

☆ようちゃんって誰?についてはこちらをどうぞ。

僕ら夫婦が考える独立するために必要なものは3つあります。

1.独立資金

独立したいと思った時に、多くの人がまず不安になるのがお金のことだと思います。僕たち夫婦が独立する時は運転資金としての自己資金を準備、設備投資として日本政策金融公庫と信用金庫から借り入れて使いました。

今は資金を調達するために借入だけじゃなく、クラウドファンディングという方法もあります。僕たちはまだ使ったことがないので、まずは事業計画を作り、借入をするという方法を選びました。

ようちゃんが社員になるにあたって、約束した月給だけだと自己資金を貯めるスピードはそこまで速くならないかもしれません。
資金のことをようちゃんといろいろ話すうちに、ようちゃんが「やってみたい」と話してくれたこと。それが

ペンギン酒店の場所で、朝の時間(8時から10時)を使って、珈琲とフルーツサンドのお店をやる。

という計画でした。朝お店を開けるなんて僕たちは考えたこともなかったのですが、

・ペンギン酒店の立地が路面電車の駅近くで、バス停の真ん前で通勤通学の人がたくさん通っている→実際ようちゃんが朝の時間帯に確認済み
・ペンギン酒店の周囲で朝のコーヒーをゆっくり飲めるお店が少ない
・フルーツサンドが流行っているが、鹿児島ではまだ出すお店が少ない→ようちゃんは元々パティシエなのでスイーツ系はお手のもの
・コーヒー豆は鹿児島各地のロースターさんに買いに行く、それをハンドドリップでいれる→コーヒー用の道具はほぼ持っているので初期投資が限りなく小さい

と、言われると確かにやれそうな気がしてきました。
なので業務時間外でやる代わりに、売上は全部ようちゃんのものでという条件ではじめることにしました。
家賃もなし、光熱費もなしというのは僕たちからの応援です。

2021年3月1日から、月、火、木、金の週4日、朝8時から10時まで。

『ぷらっと珈琲』が始まっています。

2.独立するための事業計画を作る時間

僕たち夫婦はこんなふうにペンギン酒店の事業計画を作りはじめました。

ただ事業計画を作っていくためにはどうしても時間が必要です。ようちゃんには家族がいるので、独身の時よりも時間がないとなかなか事業計画を作り上げていくのはむずかしい。なので、ようちゃんは僕たちと同じ週休2日。平日の出勤は15時からにしています。

とにかく考えるための時間が大量に必要な時期なので、お店がいそがしくなってきてもこのペースは守っていきます。

3.独立してからの働き方、考え方

独立するというのは手段であり、目的ではありません。目的はあくまでも自分たちがしあわせな生活を送るということ。なのでようちゃんにはペンギン酒店で独立するためのこと以上に、独立してからのことを学んでほしいと思っています。

今、僕たちはペンギン酒店のあれこれをnoteにまとめていますが、これらの文章はすべてようちゃんに宛てて書いているつもりです。

おわりに

独立資金、事業計画、そして独立してからの働き方や考え方。

どれもぼくらが「はい、どうぞ」と渡せるものではありません。

ようちゃんがこれらを自分のものに出来るように応援することしかできません。

なので、僕たちもようちゃんの周りにいるみなさんと一緒にこれからもずっと応援したいと思います。

がんばってね。


子育てしてる大人たちが心からリフレッシュできる飲食店を作っていきたいと思っています。応援してくれたらとってもうれしいです。