【日記】2024年6月1日~30日
6月4日
神奈川県内にあるファーストキッチンに入ると「天国への階段」が流れる。満員の客席はほとんど高齢者。
6月6日
偶然に「きたなうまい店」に入る。床がベトベト、そこらを虫が歩いているような蕎麦屋だったがおいしい。
6月7日
東京キララ社でのDJイベント(根本敬先生DJ)にて、寺内タケシ&ブルージーンズによる白熱の「ライディーン」を聞く。
6月9日
フランス映画「ファンタスティック・プラネット」を久しぶりに見る。
6月13日
シド・バレットのドキュメンタリー映画を見る。千葉県のレイトショーに行くと、客が自分以外に1人。しかも女性。
ピンク・フロイド「炎」のレコーディングにシドが来たという噂は本当だった!ちなみにそのときのシドは頭を丸めて目元が黒ずみ、そしてふくよかになっており、ロシアのシリアルキラー、アンドレイ・チカチーロを彷彿とさせる相貌になっていた。
6月14日
映画「レット・イット・ビー」を見るために加入したディズニーアプリがまだ使えたので、ビーチボーイズのドキュメンタリーを見る。メンバーである息子たちとマネージャーである親父との間に確執があったことは知っていたが、喧嘩の音声を聞いたのは初めて。また、チャールズ・マンソンの作曲が元ネタとなったビーチボーイズの曲「Never Learn Not to Love」があることも知る(クレジットはデニス・ウィルソン)。
もうひとつ、ポール・マッカートニーの娘が制作したアビー・ロード・スタジオのドキュメンタリーも見る。ホリーズ「兄弟の誓い」のピアノがエルトン・ジョンであることを知る。
6月16日
銀歯がまた外れる。作り直した銀歯は高さが合わず、でもつけている間に慣れるだろうと思ったがそれでも違和感が拭えず、1週間後に修理する。
噛み合わせが合わないと食べ物を噛めない、飲み込むのが辛い、内臓が重い、舌を噛むなど、非常にしんどくなる。
6月17日
レコードを40枚売ったところ、約3万円になる。この20年で何度もレコードを売ってきたが、買取価格が今までで一番高い。レコードバブル(インバウンド向けではあるが)は本当にあったのか、と実感。資産として見れば今すべてのレコードを売るのがいいのかもしれないが、じゃあそうしよう、という気が毛頭も起きないところに「金持ち父さん」になれぬ所以がある。
6月19日
ある店先で「自転車を盗んだ人へ。」という手書きの張り紙を見つける。
「あの自転車は、何年も何年も、大切に使っていました。」という書き出しで始まる、3枚にも渡る手書きの文書である。文脈から察するに、どうも子供用の自転車らしい。自転車が盗まれた日、子供はバレーボールの試合に行けず、これからも続けたいけれど自転車がなくては試合にも行けないという。事情があって自転車すら買えないので、こっそりでもいいから返してほしい、といった内容が切々と書いてある。盗んだ人を罵る言葉はひとつも書かれていない。最後の紙には、子供が描いた自転車の特徴を示す絵。まるで大昔の映画「自転車泥棒」のような話だった。
6月20日
ジョン・レノンのニッチな時期にフォーカスしたドキュメンタリー映画「The Lost Weekend : A Love Story」を見る。
6月25日
日活映画「谷岡ヤスジのメッタメタ ガキ道講座」を配信サービスで観る。テレビ画面の中で主題歌を歌う谷岡ヤスジ氏の姿がなんとも脱力していて癖になり、何度も見返す。
6月28日
NHKEテレ(いまは「教育テレビ」という言葉は使っていないらしい)で放映していたアーカイブ番組で手塚治虫氏の特番を観る。虫プロで働いていた元社員へのインタビューとして、りんたろう氏(銀河鉄道999の監督など)の姿を初めて見る。
6月30日
近くの居酒屋が昼間から大音量で有線を垂れ流していて腹が立つ。目の前に交番があるんだから……。あるんだから……。
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