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ヨシタケシンスケさんの絵本と本から学ぶもの

最近、テレビで注目される絵本作家さんに「ヨシタケシンスケ」さんが紹介される機会が増えています。

私が、ヨシタケシンスケさんを知ったのは、通院している病院の公認心理さんが「この本を読んでみない?」と渡してくれたある絵本をお借りしたことで知りました。

子供でも読めるけれど、どちらかと言えば大人向けの本かと思います。

ヨシタケ先生の代表作は「りんごかもしれない」なのですが、「ころべばいいのに」は子供さんと一緒に読んで考えてみるのがよいかと思います。

※ネタバレなしでいきますね。

「ころべばいいのに」は、ある女の子がいやな気持ちになった日の話です。どうして嫌なことが世の中にはあるんだろう。

石にけつまづいて「ころべばいいのに」という発送から、世の中の嫌なことに対しての考え方を展開していきます。

途中で大人が読んでいて子供に説明しづらい部分はありました。(心理士の先生も、一瞬だけどう説明すればいいか迷ったと話されています)

大人の世界でも子供の世界でも、今とても悩んでいるのは「人間関係」と言われています。

特に「何が原因で嫌われて、悪口を言われるのかわからない」ということが多いです。私も、つい最近まで嫌がらせを受けたり、なぜか意地悪を受けたりして、悩んでいます。

私は、ささやかな趣味で非公開でTikTokでお試し的なことをしています。ダンス系だけかと思えば、実は深刻な悩み、特に学校にいくことが難しい中高生の子達が「自分の居場所が欲しい」とTikTokで動画をあげています。

自分がもつ病気や身体的な問題、些細なことで学校にいられなくなった子供達が必死に生きようとしています。

人間が生きていく上で「この人とは合わない」ということは出てくるでしょう。それは当たり前のことであって、最初に仲良くできたのにできなくなることはあります。

「私はここまで仲良くしたじゃない」と思っていたのに、見捨てられてしまう、縁を切られることはとても悲しいです。

悲しいけれど、もしかすると「なにかの欲」があるから、捨てられてしまうことに悔しさや悲しさを感じるのかもしれません。

「欲」も人間が生まれ持つもので、ヨシタケさんは「欲」についてもエッセイを出されています。哲学的エッセイなのですがイラストがあることでわかりやすいです。

ヨシタケさんがシンプルなイラストとテンポの良い文章で伝えたいこと。

「人間が持つものは、必ず正解がなく、時として残酷なこともするし、嫌な面を持っている。嫌なことが会った時、私たちはどう考えればいいか?そして、生きづらさとどう向き合うか?」を絵本やエッセイを通じて、伝えたいのではないでしょうか?

私がいま抱えている悩みは、もう解決法もなく、どう心の整理をつければいいかとゆっくり考え中です。真正面に向き合っても解決法はありません。

良い考え方をすれば、「離れた方がお互いのためにいいのではないか」と思うのですが、まだ割り切れそうにもないので、時間をかけながら、ゆっくりゆっくり整理していきます。

今まで、ややこしい人間関係で苦しんだり悲しんだりして、生きてきたけれど、最近の人間関係は解決が難しくなっています。

些細なことなのに......。

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