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ねんきん定期便はすぐ捨てずに必ず中身は見ようね。

近々FP2級試験(私は学科のみ)を受検するから、今は追い込み時期なのに、あまりにも疲れたので、一旦休憩タイム中。

法人の経費処理と年金は大嫌いで、特に経費処理は嫌い。簿記を短大で履修して在学中に2級まで受験しておけばよかったのに、「就職で経理部に回るのはいやや」と反発して受験しなかった。

それはさておき。

これは、私の年金で実際にあった話である。

私は、短大卒業後から結婚まで転職歴がある。新卒入社からカウントすれば4社転職している。4社目は仕事はハードだったけれど、女性に対する待遇がよかったことや職場付き合いや友達付き合いが、非常によかった。

3社目で問題があって、1ヶ月でやめた。

3社目はある会社での「事務職採用」として入社した。ところが、入社すると「営業職」と聞き、応募時と面接での説明の話が違うとして、すぐさま退職願を出した。

その時に「すまんけれど、1ヶ月この会社に在籍したということにしないと、うちは困るんですよ。しばらく年金手帳は預からせてもらいます。退職願は後日提出でいいですから」

これって、今から考えると労働基準法など法律違反はしているんですけれど、当時の私は何も知らずで人事担当者の話に同意。

1ヶ月間は在籍扱いにするから出社しなくてもよいと言われたが、きな臭かったので、研修期間1ヶ月は会社に出て、年金手帳は返してもらった。

その後、結婚直前まで働くことになった会社に転職して、結婚・出産だ。

結婚してから、専業主婦になったので年金第3号の人になる。

ところが、「ねんきん定期便」制度がスタートし、初めて私宛の定期便が届いたのですが、2つ届いたのです!

なぜ、2つ届くのかわからない!なんで!パニック状態。

夫が会社へ問い合わせをしてくれたけれど、居住地を管轄している年金事務所で問い合わせて欲しいとの話。

私の年金に何が起きたのかわからないので、とにかく年金事務所を調べて、事前に電話問い合わせをしてから、必要な書類と印鑑などを持って年金事務所に行った。

実際に届いたねんきん定期便2つと、私の年金手帳をみて、私の話を聞いてくださってから、すぐに調査開始。少し時間がかかるということで、呼ばれるまでソファーでボーッと待ってみた。

10分ぐらい待ってから、呼び出されて窓口で担当の方(上から目線で怖かったなぁ)から説明を聞いてみた。

(1)1ヶ月で退職した会社が私の退職日データを入力せず放置。
(2)私が4社目の会社に入社して、年金手帳を提出したけれど、前の会社の退職日が反映されていないと人事側で気づいた(かも)
(3)入社日のデータを入れないと厚生年金データ上問題になるので、強制的に3社目の会社の退職日と4社目の入社日を同日で入力。(実際のデータを私にも見せてくれた)
(4)その際に、なんらかの作業ミスで基礎年金番号が2つできた可能性が高い。だから、今回ねんきん定期便が2つきた。

証拠として、2枚私の年金記録が出てきて、新卒から3社目までのデータと、3社目から入社したというデータの2枚が出てきた。

驚くしかなかったが、窓口の人は「これってね、退職でもめた時によくやられるんですよ。気がつくのが早くてよかったですわ。すぐに2つの記録はひとつに統合しますね」とあっという間に統合作業は終わった。

年金手帳にも、統合済というハンコは押された。統合から今まで、ずっと一通しかねんきん定期便は届かなくなった。

そして、今は自分で日本年金機構内にある「ねんきんネット」でログインIDでも照会できるようになった。今年、私はねんきんネットに入れるように登録した。

ねんきんネットを見ても不思議なデータが出てきたり、仕組みがわからない場合は、年金事務所に遠慮なく相談して欲しい。

ちょっぴり怖い雰囲気はあるけれど、自分が正しければ正義の味方になってくれるので、頼れるところは頼ろう。

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