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淀川工科高校・吹奏楽部の特別演奏会へ行ってきました

関西でも全国でも高校の吹奏楽部界では有名な「大阪府立淀川工科高校・吹奏楽部」の特別演奏会へ、夫と大阪狭山市のSAYAKAホールまで出かけました。

私が中学時代(20~30年前かな?)から有名で、吹奏楽部に入って府大会に出場した際に、名物先生の丸谷明夫先生ともお会いした事があります。

18年前ぐらいにテレビ番組の追跡番組で、全日本吹奏楽コンクールで金賞を取るまでが紹介されました。

その後、全日本吹奏楽連盟のことで大変なことが起きて、更に丸谷先生が病気で亡くなられてからは、淀工吹奏楽部は大変だとは風の便りに聞いていました。

去年のいつからは覚えていませんが、吹奏楽熱が復活して、全日本吹奏楽コンクールや全日本マーチングコンテストをネット配信か現地へ行って見るようになっていました。

全日本吹奏楽コンクールは、淀工は全国大会まで進んでいたのですが、去年の審査結果に驚きましたし、専門雑誌での評価でも「コレはないやろ」というぐらい関西勢に酷評が出ていて、ショックを受けました。

「そんなことはない!一度生で聴きたい!」

淀工吹奏楽部の演奏会チケットは、プラチナチケットで、手に入りにくのですが、なんとか当選!

持病のことで必ず夫か娘が付き添ってくれるのですが、娘は大学でのことで忙しいので、夫と出かけることになりました。

ホール入口にあったポスター

どんな曲を吹くか分からないままドキドキしながら、大ホール入口へ進みました。

大ホール入口

入口の奥では、物品販売の準備が見えました。

開場時間になると、ひとりひとり手の消毒をして、演奏の中で使うサイリウムペンライトが配られてびっくり!

実際に使われたサイリウムライト

な、なんに使うねん?!

盛り上がる曲で、ブンブン振るのかもとワクワクしながら、座席に座りました。

座席には、簡単なプログラムがすでに置かれていて、ワクワクしながら席に座りました。

プログラムも開けると「あれ?曲数が少ない」と気づいたのですが、よく見ると昔よくイベントでやった曲を見かけたのて「やるか!やるのか!」とワクワクモードが入りました。

淀工は、全国的には有名な高校吹奏楽部ですが、地域密着型の部で、慰問演奏にも力を入れているし「色んな人に音楽を楽しんでもらいたい」と考えがあるのです。

今回の演奏会はただでは終わらん!

これは期待大で楽しもうと。

開演前の舞台

そして、開演しました!

淀工では最初の出だしでの十八番の「ハイデッブルグ万歳」から始まり、直ぐに淀工ワールドに入りました。

曲目が少ないなぁと最初は思っていたら、やっぱり昔の「たまには羽目を外して、来てくれた人を楽しませる!」の淀工吹奏楽部の演奏でした。

これは、演奏技術を落としておちゃらけで吹いているのではなく、技術は良くても「来てくれた人達を楽しませる精神」を大切にしていた丸谷先生の考え方が生きている証拠でした。

曲の構成や楽しませ方は、まだコロナ感染に気をつけなければならなかったでしょう。

だから、様々な配慮はありました。

とはいえ、やや治まってきた背景もあるので、みんなで楽しめる企画や昔はみんなで歌えた曲を沢山詰め込んで楽しめるような工夫がありました。

サイリウムライトが配られたのは「We are the world」の演奏中に会場が真っ暗な中で、ライトを振る演出があった時には、泣きそうになりました。

コロナ禍ではできなかったことであり、手作りコンサートを大切にする淀工ならではのはからいは、胸が熱くなるばかりでした。

他にも紹介できない企画がありますが、笑いあり、励ましの拍手ありで、こんなにもホンワカ演奏会は久しぶりでした。

生徒さんの紹介の中で、私の出身地の子がいると知り、休憩タイムの時にOGの方に「頑張ってね」と伝言をお願いしました。

今回の特別演奏会でふと感じたのは、今まで制限を受けながらも頑張ってきた淀工吹奏楽部ですが、そろそろ吹奏楽コンクールに焦点を合わせる時期かなぁと。

今回の演奏会は、サラッと流す程度でいいのですが、本気ではないと思います。

新1年生で中学から経験ありの子が、部活動に入ります。

淀工吹奏楽は、1年生であろうが、オーディション制でコンクールメンバーを選びます。

直前までメンバー変更は起きます。

コンクールへの練習をしながらも、様々な行事に参加する忙しさもあります。

ここからが体力と精神面とのせめぎあいが始めるのですが、淀工推しの私としては「去年の全日本の悔しさ」を跳ね除けて金賞へ向かって欲しいと願っています。

ちなみに、6月に京セラドームで行われる「3000人の吹奏楽」にも参加予定とのことで、すでにチケットを確保しました。

これには、マーチング界で「オレンジの悪魔」と言われている京都橘高校吹奏楽部は参加するし、とても楽しみにしています。

帰りにホールの周りに植わっている花を撮影しました。

演奏会での曲目に「故郷(ふるさと)」が入っていて、マスク越しながらも歌いました。

マスクなしの方もいましたが、それでもみんなで一緒に歌える機会が戻ってきた、吹奏楽を座席間隔を開けずに聞けるようになったのは、とても嬉しいです。

まだ気をつけなきゃいけませんが、今回の演奏会で、少しだけ以前の生活に戻りつつあるのかもしれないと感じました。

今まで大変な状況の中で頑張った淀工吹奏楽部の皆さん、顧問の(むっちゃ面白い)出向井先生、OB・OGの皆さん、楽しい時間をありがとうございました。

一緒に演奏会を聴けた皆さんにもありがとうです。

さて、こんどはGWの「課題曲いいとこどりコンサート」に行きます!

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