うつ病同士での付き合い方の難しさ
私自身、気分障害(うつ病なのだけれど、その中のひとつ)と認定されて、早12年目の闘病生活に入っています。
もうひとつは、ホルモンバランス異常の治療も入っていています。
最近はホルモンバランスへの治療には、年齢などを考慮して、低用量ピルが処方されるケースもあって、種類によっては合う合わないはあるものの、付き合い方が楽になりました。
しかし、今だに難しいのが「うつ病」の治療法の世界。
短期間にすっと治る人がいれば、私のようにこじらせて、治りにくい人もいます。
それと、カウンセリングのことで「値段が高い」という話を聞くのですが、病院に聞いたところ、病院内に「臨床心理士がいるかいないか」で変わるというお話なんですね。
カウンセリングというのは、実は「自由診療」という面があって、病院内に臨床心理士がいて、「カウンセリングによる心理療法が必要」と判断されれば、保険適用になるわけなんです。
ただ、最近の傾向としては、「プチうつ」でという人が利用したいという考えもあって、高額だけれど、月1回話を聞いてほしいという方もいるわけです。大きく症状が出る前に、少しでも解消できるものなら、利用する価値はありますね。
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問題なのは、認知行動療法への扱い方と、ネットを使った、同じ病気同士の分かち合いの場というのは、少し危険な面はあります。
認知行動療法は、自分の持っているくせを、訓練を受けた臨床心理士もしくは医師のもとで、マンツーマンで受けることが一番の理想です。
ただし、人間ですから、相性の良い悪いがあるので、うまく利用できる人と、担当をチェンジしなければいけないほど、治療に影響が出る人はいます。
私も認知行動療法ができる医師が担当に当たった時期はあります。
しかし、非常にきつい口調で言われたので、辛くなって途中で泣いてしまい、担当の先生を交代するということになりました。
うつ病になると、外出て、人と交流するのが、かなり苦手になってしまうのも特徴です。私の場合は、今の臨床心理士さんと担当医の相性がよくて、
自分をコントロールする力はついてきました。
だから、一見普通の人とわからない程度に、人と接することができるようになりました。
過去に、同じ病気をもつ人の集まりで、友人はできました。
ところが、同じ病気以外に、家庭事情で悩んでいる人、治療中だけれども妊娠を希望しているのに、禁止されている人。
様々な事情での発症の人がいるので、簡単にお返事することが難しいわけです。
一度、かなりこじらせてしまって、しばらくの間、うらみつらみメールはくるし、家に乗り込んでこられて、怖い思いをしたことはあります。
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同じ病気同士の人間でのつながりって、やり方次第ではいいものになります。
しかし、うつ病の世界は、「心の病気の世界で、目には見えない、複雑な世界」てことを理解しておかないと、とんでもないことになります。
ネットで「心の病気の人同士のネットワークや、気軽に受けられるカウンセリング」は、私の個人意見としては、怖い世界です。
うつを改善するには「人と人との生でのコミュニケーション」は大切で、さらに、冷静に判断できる「しっかりとした様々な療法について理解し、習得した臨床心理士」の管理・指導のもとで、コミュニケーションとしてやりとりできれば、ベストですね。
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