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情報に振り回されない、情報を振り回さない

台風19号接近で、情報番組や報道番組で、災害グッズや対策を紹介していて、さらにSNSでも個人で情報発信をされている方はいます。

我が家は少しコースが逸れると雨風がかなりきつくでるということですので、万が一に備えて、今朝は夫婦で早起きをして、昨年の台風21号に準じた家の外と中の対応をしました。

ただ、SNSをチェックしていると、情報が錯綜していて、窓ガラスの養生について、パニック状態になっているし、怒っている人もいました。

こじらせない為にも、私は一旦台風に関するちょっとした工夫を紹介するつもりを、止めることにしました。

私はというと、昔実家の裏山にため池があって、台風が来るたびに増水被害で、困ったことが多々あったし、暴風の被害もあったことがあります。

去年の台風21号では、停電4日間生活も過ごしたし、情報なんて手回し式のラジオをもとに動きました。ネットの方が怪しい情報が流れたから。いい情報もあったけれど、政治的な動きもあったので、嫌な気分にもなりました。

情報が大量に流れてくるということは、人間というものはその処理能力についていけないもので、しかも台風対策に慣れていないと、訳がわからなくなるのが、当然なんですよね。

でも、どんどん情報は流れてくる。そしてわからなくなる。そして思考停止。こういう順番になるのかも。

「これはいいかも」という情報を提供することはいいのですが、完全否定する情報や、一旦有益として判断された情報を覆すものを流すと、混乱を招くばかりです。

ある程度情報が流れたかもと判断した時に、一旦情報を流すのを止めてみて、どの情報を選ぶかを選ばせてあげるということは、非常に大切だと思うのです。

それを試してみて「お!これはやっていてよかった」とか「しまったー」と悔しくなったりする経験は、保険手続きなど苦労はするものの、経験として積まれていくので、今後役に立つ訳です。

情報を得たい側は、精査することは大切ですが、ひとつ言っておきたいのは、「ここは日本で、自分の住んでいる地域を理解する」ということ。

情報をくれた場所の人がどういうところに住んでいているかってのはわからないのですから、自分が住んでいる場所のことを理解して、備えをしてよいのではということです。

災害は、やりすぎて損することはありません。十分くらいやっておく方が安心で、私は去年の台風で、甘くみていたことで、今回の台風が万が一やってくるかもという想定で動いています。

情報というものは、助けにもなりますが、混乱も招いてしまうということ。

受け取る側・与える側、双方ともにどこまでを信じどこまでを流すかを考えなければいけませんね。

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