いつまでも一緒にいたい
私自身体調が優れなくて、実家に帰省をしているところなのですが、我が家の愛犬「マロン」を連れてきています。
家族の出勤・通学と帰りの都合で、わんこ1匹にしておくのはよくないと思い、連れてきました。
10月の末頃にちょうど「そろそろシャンプーの時期やけど、贅沢しよか」と、いつもお世話になっている動物病院がトリミングサロンをやっているので、予約を入れてきれいにしてやろうと。
いつもシャンプーや爪切りは、私がやっているけれど、たまには細かいところも洗ってくれるサロンがいいかなぁと。
朝一番の予約が取れて時間に連れて行き、サロンからのお迎えの電話を待っていたら、昼前に連絡がきました。
お迎えに行くと、「マロンちゃん、ちょっと今日診察いけますか?」と馴染みの動物看護士のお姉さんに声をかけられました。
ここのサロンは、トリミングのついでに先生が健康チェックもしてくださるので安心できるのですが、今回ばかりは嫌な予感がしました。
「心臓に雑音が出ています」と見た瞬間に「診ていただけますか?」と診察をお願いしました。
9月ぐらいからゼーゼーと息苦しそうなおかしい咳をするので、先代のチワワ「いちご」のことを思い出したのです。
すぐに先生がやってきて、エコーとレントゲン撮影をして、終わってからお話しがありました。
「心臓弁膜僧房不全症ですね。それと右腎臓に結石が3個あります。早めに投薬治療した方がいいのでやっていきましょう」
「心臓弁膜僧房不全症」は、以前飼っていたチワワの「いちご」も7歳の時にフィラリアの薬の事前検査で、心雑音とエコー検査などで判断され「延命治療しかない病気」といわれ、3年間の投薬で天国に行きました。
せっかく、トリミングできれいになって、かわいらしいハロウィンのお飾りもつけてもらって帰るはずだったのに、泣きながら説明を聞いていました。外耳炎も見つかっていたので、帰りに1種間有効のお薬をつけていただいて、会計を済ませてから、とても不安でポロポロ涙が溢れて、院内のソファでしばらく泣きました。
先代の「いちご」を知る看護士さんがそばに来てくれて、
と言ってもらえたのは、嬉しかったです。
腎臓内の結石は、結石を増やさないフードとサプリメントに食事を切り替えて継続観察になりました。
いつも足元やパソコン作業の側でいたり、フルートを吹いている側で「ワオーン」と歌うマロンを誰が見捨てたりしましょうか?
尿検査も大変で、オシッコシートの裏面で受け取るのが難しく、イライラするし疲れてしまう。
やっと取れた時は、疲労感がたっぷりでました。
ようやく治療というか「できるだけ一緒にいる時間を伸ばす」ようにとしていた時に、夜中えらいことになりました。
夜中に大きな声でゼーゼーと何か喉に詰まっているような、息が苦しいような声を出したマロン。
いつもの様子ではないと、慌てて動物病院に連絡しました。
かかりつけの動物病院の先生のご自宅が、病院から2軒離れているので、電話をかけても転送になるんです。
すぐに奥さんが出てくださったので、マロンの様子を話すと「すぐに連れてきてください!」と連絡をくれたので、父を叩き起こして動物病院へ連れて行きました。
ついた時には治っていたものの、一時的な心臓発作ではないかという診断で夜中にわんわん泣きました。
しかし、薬の変更をしてくださり、その頃は落ち着いてくれているので今は安心はしています。
でも、お薬での延命なので、どんなに気をつけていてもいきなり別れはやってくる可能性はいつでもあるのです。
よくしてあげたいけれど、もうどうにもこうにも、薬や専用食で助けるしかないのです。
お金はかかるけれど、お金の問題で済む問題ではありません。
いつか別れるその日まで、一生懸命愛してあげて、お世話をするしかない。
ある飼い主は、延命治療と言われて、見捨てていく人がいると話を聞きました。
生き物を飼うからには「最期の最期まで愛してあげる」のが、大切なのではないでしょうか?
見捨てるなんて、犬はどう感じるのでしょうか?
そんなことをするのなら生き物は飼うのはやめてほしいのです。
2つの重大な病気を抱えたので、今までのペット費用よりガッツリあがります。
ペット保険をかけていても、適用外(専用フードやサプリメント)はあるので、家計に影響は少なからず出てきます。
それでも、削れるところは削って、いつまでもいつまでも、一緒にいられる時までマロンと仲良く過ごして行きたいです。
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