今日から下半期だけれど、知ってる人は知っている話

昨日、夫が帰りの電車からLINEで「ぼく、どこに写ってるかわかる?」と写真を送ってきた。

職場の人達との集合写真で、誰かが結婚退職する時や転職のための退職で写真を取ることが、まぁどこでもあると思う。

私の夫の仕事はある分野の研究部門での課長職だが、職場では条件のいい別会社へ移ったり、趣味から上方落語家さんへ転身している人もいる。

女性社員ももちろんいて、リケジョさんでなければ務まらない仕事をしているが、一部人件費の都合上、研究に精通している人が登録している派遣会社からきている人もいる。

今年は、コロナ禍の影響で売れ上げが会社全体で落ちたらしく、よくニュースでも取り上げられているが、派遣社員の雇い止めが行われたらしい。

次の就職先がどうなるかはわからないけれど、夫がいうには「同じ研究職でも、稼ぎが安定している会社もあるから、すぐに見つかるとは思うけど、かわいそうやなぁ」と。

さて、本題はここから。

10月1日(今日ですね)以降退職する「正当な理由のない自己退職」の場合の、失業保険給付に関する待機期間ルールが変わった。

今までは、自己都合退職の場合は、1週間の待機プラス3ヶ月の待機期間があったけれど、「5年間のち2回までは給付制限を2ヶ月に短縮します」と変わった。

詳細は下記サイトから確認して欲しい。5年間のうち2回までの給付制限が短縮されても、3回めの離職の時の理由次第では、3回めは待機期間が3ヶ月になる。

いつから話し合っていたかは知らないけれど、コロナの影響を考慮してのことかもしれないけれど、これで救われる人はいるのかなぁと疑問に思う。

私自身、体調不良による自己都合退職で失業保険の給付制限を経験したけれど、退職後にドーンとくる住民税や国民年金、公的医療保険の金額にびっくりした。

元人事部にいたのに、貯金で持ち堪えられるか不安になった。医療保険は、会社の任意継続の方が安いとわかったので、手続きをして退職したけれど、それでもキツかった。

派遣社員や非正規雇用の人に、この恩恵がくるかといえばないと思う。住民税や年金などは払えない場合、相談すれば猶予や免除はあるけれど、将来の年金などで少々響くことは出てくるので、必ず役場で相談はして欲しい。

元人事部に関わった人間で、尚且つ今FPの勉強をしているので、今回の雇用保険の待機期間変更は、知っておきたい話で、しかも1月試験に必ず出てきそう。金融系サイトですでに紹介はされているけれど、試験に関わることはしっかりリサーチしておいた方がいい。

昨日、職場での写真をみていて思ったこと。我が夫、結構老けたなぁと。見慣れてはいるけれど、職場の人と並ぶとやっぱり古参の人なんだ。

これからの会社は、コロナの動き次第でどんどん失業者が出てきて、お金に困る人は続出すると思う。少しでもいいから、蓄えはあった方がいい。家庭事情で共働きが難しい場合は、家計見直しからどこを節約するかを考えた方がいいね。

てことで、我が家も近々見直しをします!

<追記>

9月30日付退職者で、自己都合の場合は以前の制度が適用されます。新制度についてもしかすると人事の担当者から説明は受けているとは思うのですが、退職を考える時は、自分に不利益にならないよう、リサーチはして退職するタイミングを決めるのもよいかと思います。

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