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我が旦那について

<注意!>
トップの画像は、実際の我が旦那とは100%美化されすぎて、もったいないぐらいです。この場だけ美男子として登場させましたので、ご了承ください。このnoteは、読むためには、約1分かかるかもしれません。

私の旦那と出会ったのは、2003年の話。
共通の友人を通じての出会いから、交際がスタートした。
実際はメガネをかけて、お堅い感じの人だが、初めて会って、おしゃれな喫茶店でお茶をした時の話はというと、「ガンダム」と「スーパーマリオ」など、オタクワールドだった。

私もガンダムは好きだったし、彼の話の中に、私が興味のある話ばかりだったので、あっというまに、交際がスタートした。

彼の学歴や職歴は、紹介してくれた友人からはちらっと聞いていたが、大阪の北部の公立高校を出て一浪して、某帝大のバイオ関連学部を卒業後、大学院の修士課程を修了して、研究職として働いている。

しかし、一浪した原因を聞いて呆れた。

一浪した原因は、センター試験の前日に、弟君とスーパーマリオを必死にやっていて、勉強をサボったことだという。

スーパーマリオへの愛は、今でも深く、Nintendo Switchが販売された時は、「僕、買おうかな? スーパーマリオ出たら、絶対コンプリートする!」と子供のようなことをいうので、娘まで「パパ、いい加減にしてよ」と呆れられ、父としての威厳はどんどん消えている。

だが、理系頭の旦那は、不思議な部分が多く、娘の数学や理科の勉強で困っていると、ガラッと変わって家庭教師になり、時には将棋やチェスの相手をする。

家計簿つけも、エクセルでレシート整理するのは、「理系頭だなぁ」と思うけれど、家事・洗濯・料理になると、乙女モードが入る。

私が病気をして、体調が優れないことが多いので、休みの日は、主夫モードになって、私が本来やる仕事を全てする。

今では主夫になって、おせちまで作り上げた男であるが、私が病気になって、できることとできなくなったことを理解するのに時間がかかった。

荒れていく家の中を見て、「僕が頑張らなくちゃ」と男の料理ワールドが展開されることになった。
一人暮らし経験があったので、家事は慣れていたけれど、洗濯物の干し方が雑だったので、それだけは教えた。

買い物も「ここのお店が安いねん」と、私も知らないスーパーを見つけてくるし、徐々に料理の腕をあげてきているので、「主婦の座」をいつか奪われるかもしれないと焦っている。

ただし、彼にできないことは、もちろんある。
娘とのコミュニケーション不足と裁縫関連やDIYはダメダメ。

男兄弟だからというのもあるけれど、娘とのコミュニケーションの中で、年頃の女の子が嫌うことを平気でいうので、「パパ大嫌い!」と嫌われて、謝っても許してくれていない時がある。(あとで、私がフォローすることになるんだけれど)

裁縫に至っては、小学校時代にミシンを破壊したことはあるし、中学生時代に、電気スタンドを作った時に、配線を間違えて爆発したことがあったという。(結局、電気や何か物が壊れた時は、私が修理している)

最近では、どっちが嫁か夫かわからない。

そういう旦那ではあるけれど、いざという時は役に立つ旦那なので、叱ってばかりもかわいそうだし、私の体調が悪い時は、簡単なもの作ってくれたり、後片付けもしてくれるので、ありがたい存在である。

一時は、もう離婚するんじゃないかというところまで、話が進んだことはあったけれど、私の病気を病院で聞いてからは、「僕、頑張る」という気持ちになって、支えてくれるようになったのでありがたい。

物書き業についても、自由にさせてくれているが、寝込んだりしては、迷惑がかかるので、主治医の指示と旦那の意見を聞いて、慎重に行動している。

今、私がこれを書いていると、ケーブルテレビで録画したアニメを見ていて、ぼちぼちご飯の支度をするとはりきっている。

本人は「料理は実験だ!」と宣言しているので、休みの日は、主夫を頑張ってもらおう。

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