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第70回全日本吹奏楽コンクール・高校生の部の個人的感想

 今日(2022年10月24日)は、FP(ファイナンシャルプランナー)9月実施回の発表日で、受検された方は合否結果で揺れる1日になると思う。

 昨日(2022年10月23日)は、私個人ごとになるけれど、第70回全日本吹奏楽コンクール・高校生の部をオンライン配信で全て見た。

 オンライン配信申込完了時に頂けるPDFファイルから印刷しました

 前半と後半に分かれて、演奏と審査・表彰が入り、私は前半の部だけにしようと思っていた。

 ところが、前半の部での表彰結果で「ちょっとまったー!」となって、大急ぎで朝日新聞の購入サイトで、午後の部の配信料金を支払い、家族にも了承を得て、ガン見していた。

強豪校といわれる学校が銀賞?!

 私は関西・大阪在住者で、中学時代は吹奏楽部だった。吹奏楽コンクールには参加経験があり、俗にいう代表になれない「ダメ金」中学だった。

 当時から淀川工科高校(旧淀川工業高校)・吹奏楽部には憧れがあって、亡き丸谷明夫先生にお会いした思い出がある。

 高校・短大・社会人は吹奏楽から離れたけれど、単独でフルートを楽器店の教室で学び、お産ぎりぎりまで吹いていた。その時にも吹奏楽コンクールの結果や、金賞ばかりを集めたCDは買っていた。


 去年はコロナのことがあったし、オンライン配信があったかもしれないけれど、今年はオンライン配信ありと知って、関西大会のオンライン配信から関西代表校がどこになるかを追い続けた。

 結果は、淀工・大阪桐蔭・東海暁星の3校が代表になり、名古屋国際会議場に向かった。

 全日本での演奏順は支部大会終了時にくじ引きで決まるのだが、淀工には前半2番目というのは不利かもと思いながらも、当日の演奏を聞いた。

 演奏は関西大会より澄んだサウンドなのだが、自由曲で気になったのが「ちょっとしたずれ」と「関西大会であった伸びやかさ」かな?

 それでも大丈夫だろうと思い、その後に登場した奈良市の高校や柏高校、活水中学・高校など全15校を聞いた。


 前半の部が終わって、しばらく審査が入ってから、成績発表に入った。Twitter民もハッシュタグに「#全日本吹奏楽コンクール」と付けながら、結果を予想していたが、意外な結果が出た。

 淀工や柏高校が毎年金なのに「銀賞」と表彰された瞬間、タイムラインがむちゃくちゃ荒れた。

 何が起きたのかわからないけれど、なにか表彰での基準が変わったのかもしれないと思い、これは大阪桐蔭や東海も聞きたい。他の地区からの代表の演奏も聴きたいよねってことになり、午後の部もご飯を食べてから、引き続き聞いた。

関西勢「銀賞」それには訳があるはず!

 午後の部が始まり、関西勢(大阪桐蔭、東海仰星)の演奏をメインに他校の演奏を聴いた。

 大阪桐蔭の先生が演奏中に歌い出したのはビビったけれど、指揮者で気持ちが乗ると思わず本番なのに歌うのは、我が恩師もコンクールでやらかしたので、気にしなかった。

 少し気になったのは、Twitterでコンクールに精通している人から「前半思ったけれど、ゴリ押しでは難しいんじゃない?」というツイートだった。

 よく考えると、合奏では一見あっているものの、わずかな音のずれが気になる学校はあった。それが常連金賞校でも見受けられたように感じる。

結局、後半の部の演奏が終了して、結果が出た。

 発表されるたびに、Twitter内では「やったー!」「なんで?!」という叫び声ツイートが出たけれど、昨日は「よく頑張った。みんな早く寝ようね」としか書けなかった。

来年からは高校生・吹奏楽に求められそうなこと

 毎年レベルがあがる高校生・吹奏楽の演奏力などは、審査員でも頭を抱えることになるとは思う。

 レベルが上がるのはいいけれど、吹奏楽の原点を崩しかねないと思う。

 昨日感じた「ちょっとしたずれ」はもやもやしてツイートしてはいなかったけれど、参加バンドの日頃からの練習成果を試されていたようにも思う。

 淀工が某テレビ番組の取材で合奏で、「誰やー!?ずれとるでー!」という丸谷先生がしていた時のことをふと思い出した。

 個々の演奏技術や曲の解釈は当然問われるけれど、ずれがほとんど認められない一体感が高校の部ではかなり求められるのかなぁと思った。

 全ての学校が、吹奏楽での基礎の見直しを、今回の学校で求めてきた大会かと思われる。

まずはお疲れ様。今日から新しい気持ちで挑戦だ

今年の吹奏楽コンクール・高校生の部は、「えー!!!そんなー!!」という悲鳴が出た大会ではあるけれど、今までの概念というか練習方法や考え方というか、あーーーとにかく「これからの吹奏楽とは?」ってのを考えさせられる大会になった。

 どの学校も素晴らしい演奏すぎて、金・銀・銅賞なんていらないわけで、みんな参加賞でもいいんだよ。

 それなのに、コンクールってことだから、何か賞を大人の都合でつけなければならないってのが、あまりにも気の毒かなと思う。

 多分、出場校には審査員の評価やアドバイスが書かれた紙が渡されているはず(だと思う)し、日頃からの演奏を録音していたら、何がいけなかったかを振り返ってみて、初心に戻ってみてよいと思う。

 今回の驚きは、課題曲から名曲が登場した。

 「ジェネシス」だ!

コンクール課題曲ってことで著作権など厳しいので、YouTubeでは「ジェネシス 吹奏楽」で検索してね

 この曲は、今後自由曲にもってきてもいいかもっていいぐらい、できが良すぎるからだ。

 それと、令和で私が中学時代に慣れ親しんだアルフレッド・リードの曲を演奏した学校が現れたのは驚いた。名曲なのだけれど、古いからと嫌われがちなのに、復活させてくれたことに感謝する。


 今回はオンライン配信で初めて「全日本吹奏楽コンクール」を堪能させていただいたが、どの学校も素晴らしく、どこもキラキラしていて、終わるたびに拍手していた。

 淀工の結果は、涙がポロポロでたけれど、新しい体制のもとで戻ってきて欲しいし、関西勢がどこにもない「明るさ」を全日本吹奏楽コンクールで来年は見せてほしいと思う。

で、私ですが……

 来月11月20日開催の全日本マーチングコンテストの本会場観戦(大阪・大阪城ホール)の抽選で当たりまして、最後尾の席で見ることになった!

 遊んでいるわけではなく、理由あってのことなので、それがお話できるまではちょっとばかり吹奏楽の海に浸からせて。

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