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「好きを仕事にしない」選択のその後

こんばんは。みよよです。1か月ぶりのnote。こんなにnote離れたの久しぶりかも!てへ。

コロナ禍の中、転職をし100社以上受けた中で9月から新しい会社で働いています。なぜ転職したかと、今実際働いてみてどんなことを考えているか振り返りました。

好きなことを仕事にして頑張れる人もいれば、わたしみたいに上手くいかなかった人もいる。後者の人に特に参考になればいいな。
個人的に「好きを仕事にしない」ことに必須なのは、「自分の軸をはっきりとさせること」、「自分の強みを知ること」、「今の自分を客観的に定点観測すること」の3つだと考えているので、その理由を書きます。

1.好きを仕事に出来た結果の「中退」

前職はリクルートで営業を6年間やっていました。営業という仕事、会社が目指している世界観、刺激的な仲間。全てが理想的でキラキラしてて、毎日楽しく働いていました。

ですが、4年目を過ぎたあたりであることに気づきます。それはこのままいてもマネジメント職には上がれないだろう、ということです。

リーダーやマネージャーは年下、そして自分より歴が浅い人達が抜擢されている中で、自分はもがいていました。上にいくためには、もっと成果を出さないといけない。けれど自分はそこそこの成果を出すのでいっぱいいっぱい。それでもなんとか頑張りたいとしがみついた日々。

しかし身体は正直なもので、向いていないことを頑張ろうとしたからか、去年末から毎月体調を崩すように。そして4月、ついにトイレで腹痛が酷すぎて嘔吐。その時に「もう無理だ、辞めよう」と決意しました
リクルートでは退社を「卒業」と言うけれど、どちらかというとわたしは「中退」。何かを成し遂げて次のステップへ、というよりはこれ以上は無理だから退職したというのが事実です。

2.コロナのおかげで、自分の方向性を改めて考えた

書類を出した頃は、特に何も考えず自分の今までの経験に合致しそうな求人にひたすら応募しました。

しかしコロナのせいで落ちまくりました笑

そこで「どうせ書類でたくさん落ちまくるんだから、どこに応募したって一緒。自分に合った求人だけ応募しよう」と決めて、自分の次の職業の方向性と優先順位を決めました。その時に考えたのは「自分が人より出来ることは何か」です。

リクルートで多かったのは新規開拓の営業ですが、苦手だということが6年間で身に染みました笑。
新規開拓営業以外に出来ることはないかと考えた時に、過去の上司や同僚から口々に「お客様のフォローが丁寧」「気遣いが得意」と言われたことを思い出しました。そこで既存のお客様を丁寧にフォローする営業だったら出来そうだ、という結論に。(実際に今は1社の顧客フォローをメインで担当しています)

なぜ「好きなこと」より「得意なこと」を優先したのか。それは先に書いた経験から「いくら好きでも身体を壊すような働き方は二度としたくない」と考えたからです。去年結婚し新たな家族と暮らしています。家族と末永く暮らしていくために、健康を守っていきたい。だからそれが叶わない仕事はしたくないと考えたのです。

そのためには「好きだけど向いていない」より「好きではないけどこれから好きになりそうで向いていそう」な仕事を選ぶ、という転職の「軸」を決めました。

自分の転職の軸を決めて応募した後も、当たり前だけど書類で落ちまくりました。同じ営業でも新規開拓と既存顧客メインでは仕事の内容が違うので、未経験みたいなもの。即戦力として見られる34歳にとっては厳しい。でもその分面接では自分の軸を迷うことなくアピールできました。自分の軸を固めてからは1次面接は落ちなくなり、最終選考までたどり着くのも楽になりました。15社あった1次面接、最終選考まで進んだのは5社。面接の通過率は自画自賛ですが高いほう。

今ではコロナのおかげで、キャリアの軸が固められたと感謝しています。

3.「得意」をどう「好き」に変化させるか

実際に働いてみて1か月。では得意そうな仕事についてみて、今のお仕事が好きかと言われると正直そこまでまだ好きではありません笑

ちょうどそんなもやもやを抱え始めたときにりょうじさんの「ストレングスファインダー」のコーチングを受けました。

りょうじさんと話していく中で、自分は「人と話すことが大好き」で、「1つのことをやりきる」ことが強みであることを、改めて再確認。(あとは売ることも好き)

仕事でお客様と話す部分にもっとフォーカスし、自分のやりきる強みを発揮出来たら、仕事がもっと面白くなりそうだとイメージがわきました。

またりょうじさんが言ってくれたのは、「戦略性が高いので、先に準備して先手をとれる感覚があると強い」ということ。たしかにその通りで、今はまだ慣れていない仕事をその場その場でこなしていることがストレス。仕事の全体像が見えたら気にならなくなりそう。

りょうじさんには転職をする、と決めた6月(だっけ)から1か月に1回コーチングをしてもらっています。この定期的なコーチングがわたしにとっては本当にありがたい機会。ぶっちゃけ転職してから、「あれわたしこんなんでいいのか」と思うこと大多数。そりゃそうや、今までと違うことしているから今の自分が進みたい方向に向かっているのか全然わからない。

でも転職前からコーチングをしてもらっているので、りょうじさんと話すと「自分の考えていたことは形になっているな」と安心することが出来ます。今までやったことないことをやっているからこそ、定期的に振り返りの機会を設け、コーチングという手段でPDCAを回すのは非常に効果的です。あとりょうじさんがとてもやさしいので単純に自信がつく笑。そんなこともあり、ストレングスファインダーでの振り返りの機会は少なくとも転職して1年経つ来年の9月までは続けよう、と思っています。

4.「好き」をやることだけがキャリアの正解ではない

前職で高校生の進路指導の話を先生としていた時、「やりたいことを探す」が最も良い手段だとされていることになんとなく違和感を抱いていました。高校でなくても、今の日本では「やりたいことを仕事にする」がカッコイイというイメージがあります。

先日自分の会社の社長と話して「自分のしたいことは実はバイアスがかかっていることが多い。客観的に誰かからオススメされる方が、その人に合っていてかつ、本当にやりたいことだったりするよ」と言われて、そういう「やりたいこと」の見つけ方もあるんだと安心しました。

自分のやりたいと思っていたことをやって体を壊した、という挫折をきちんと次の人生に活かしたい。コロナ禍期間ずっと考えていたこと。同じ過ちを繰り返さないように、自分が得意で、残業を多くしなくても極められるようなお仕事の中で好きなことを見つけようと決め、今は定期的な振り返りの機会を持ちながらよちよちと前進中です。

まだ好きじゃない、と後ろ向きなことも書きましたが残業時間と体への負担は減りましたし、「この仕事が好き!」という瞬間も少しずつ生まれつつあります。

「好きを仕事にしない」挑戦は初めてで、正直これからどうなるかわからないですが、またレポートしていきます。好きな仕事をしているのに楽しくない、辛いことに罪悪感を持っている方への1つの解決策となりますように。





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