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ドイツの不動産事情と家の話

駐在先ドイツでの家探しの思い出話。賃貸ですが、物件の候補には、日本にないような、暖炉付きの家(レア)や、サウナがあるうち、地下室がある家、屋根裏部屋がプレイルームの家(結構普通)など。
大体、前の居住者が住んでる間に、次を決めるので、ドイツ人の生の暮らし方やインテリアがわかって、興味深かったです。
日本でいうマンションは、バウハウスの国ドイツだけあって、機能的な感じ。全般的にテラスが広くて、4人がけテーブルや椅子をおけます。日が長い夏(9時でも明るい)を楽しむ家が多かったです。ベランダは、第二のリビングで、うちには、ありませんでしたが、外用のソファーセットもよく売っています。

家賃は、日本のお給料からみると、高い!(今、日本の給与水準が30年上がらない、他国は伸びている話がされますが、10年近く前も、実感していました。日本のお給与では、欧米で暮らすのは難しい…)
そして、物件数が少ないので、競争率高し!
大体、同じ賃貸物件に数人のライバルがいて、良い物件は、その場で即決しないと、取られてしまいます。
私が住んでいた家は、ファミリー向けで駅近。ドイツで物件探しをしていた夫から、真夜中の2時に電話がかかってきて、「今間取り図と写真送ったから、ここで良いか今すぐ決断して!、今すぐね!」との事でした。
場所をGoogleマップで確認して、間取り図と写真を眠気まなこで見て、キッチンの窓の外が緑なのと、エレベーター有り(ないところも多い)、駅近、ダイニングの横に子供部屋がある(珍しい)ので、即決しました。間取りは後々色々悩みの種になりますが、駅近は最高でした。

ちなみに洗濯機は部屋におけず、地下のコインランドリー状態の洗濯室に自分の分をおきます。同じ階段を使う人達の分、大体10台くらいが並ぶ形。
ここで、洗濯や乾燥が終わるのを待つ間、マンションの住人と話す社交場でした。ほとんどがドイツ人でなく、アメリカ人、ベトナム人、中国人、フランス人、オランダ人、韓国人など。洗濯かごを持って、鍵を持って、地下にいくのですが、鍵を忘れると、悲惨な事に。玄関の扉は自動的にロックされるので、ホテルの様に、インロックされた形になります。洗濯に携帯は持たないし、かなりラフな格好のまま、インロックし、友達に電車賃だけ借りて、1時間離れた息子の学校までキーを取りに行った事も有りました。

地下には、ケラーと呼ばれる倉庫もあって、牢屋みたい(鍵も出来て、薄暗くて、ホントに牢屋みたいです!)に自分のゾーンに柵がしてあり、5畳くらいの空間に荷物を置いていました。冷蔵庫や冬タイヤ、水の予備、スキー、色々おいていました。水害にあって、殆どのものが被害にあったのですが、その話はまた今度。

 



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