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イノシシとオオカミの話〜ドイツの自然動物園

ドイツの自然動物園があまりにリアルで強烈だった話。地元の動物の生態をそのまま見せる展示が売りで、ふれあい動物園みたい感じかと思ったら、全然違いました。

最初は、柵ごしに、ヤギや羊に餌をやったり、鹿をみたり、まあ普通の、なごやかなふれあい動物園でした。

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その中に、イノシシの柵がありました。イノシシの一族が二組。片方の一族の子イノシシが瀕死で、もう一組の一族の親がそれを食べようとしているという…。そして、瀕死の方の親が必死で、食べようとしているイノシシを攻撃していました。その周りに両方の子イノシシがワラワラと…。これが厳しい自然界か…と固まってしてしまいました。話はそれますが、ドイツではイノシシのソーセージもありました。ドイツの我が家の冷蔵庫の肉の引き出しについているマークが豚、牛、鹿でした。😁

その後にみたオオカミ。ドイツのグリム童話、赤ずきんちゃんにも出てくる通り、ヨーロッパの森にはオオカミ。

よく、群れで行動するといいますが、その通りでした。2つの群れが隣どうしの柵に入っていて、緊張感。(いや、毎日対峙しているのに…)

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片方の群れは、お尻を中心に向けて、6、7匹が円陣になって、周囲を警戒。「360度どこからかかってくるかわからない!」という、群れで守りを固めた臨戦体制。ふれあい動物園らしからぬ、緊張感を感じました。シートン動物記を思い出しました。(夫は、小さい頃、オオカミ王ロボは、ロボットのオオカミのSFかと思っていたら、違った話をしていました)

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イノシシもオオカミも、よく生態がわかりました。日本のアザラシや白熊、ペンギンを下からみるような、かわいい生態展示でなく…こちらは自然の厳しさがよくわかる動物園でした!






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