何か買ってほしいのは私の方だよ

次女すー4歳、ピアノ発表会

曲目は「おひさまおはよう」と「雨さんが屋根から」

2曲とも親子連弾でした。

プログラム1番…のはずが、アナウンスされた途端
笑顔で首を振り、娘は脱走しました。

急きょ2番目の子と交代してもらうことに。

その後、舞台に引きずるようにして連れ出しましたが、お辞儀はおろか、座った椅子からも降りて舞台上を逃げ回る娘。

煌々と照らされたステージ上で、
慣れないヒールで娘を追い回し、
小さな両肩を捕まえたとき、
グッと力を込めて、でも小声で
「何か買ってあげるから」
と切り札のセリフを口早に伝えました。

私こんなに目に力込められたんだ、という迫力で。

そんなこんなで、
なんとかかんとか、

こんなことある？と内心思いながら、
無事に演奏を終えたのでした。

それにしても、
バトンタッチで出てくれた子も娘と同い年

突然の交代にも動じることなく、
立派にやり遂げている姿が眩しかった。

あの子の親御さん
ビデオ回し間に合ったかな。

そんなことばかりが気になる私に、

終わるなり「何か買ってね」
ととびきり笑顔を見せる娘。

何か買ってほしいのは私の方だよ。

なんだかとっても疲れた発表会でした。

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イラストレーター＆ブロガーの香です。
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