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久しぶりのナイトクラビング

2014年9月15日午前0時。私は大阪ミナミの某クラブでビールを飲みながら踊っていた。某クラブとしか書けないのは具体的店名を書くとそのクラブに迷惑がかかるからだ。日本、特に大阪のクラブは風営法の関係で午前1時までしか営業できない。しかしそのクラブは朝までパーティーをやっているのだ。完全にモグリの営業。今日のゲストDJは名古屋のDJ OGAWAだ。
クラベリアのDJ OGAWAのプロフィールを見ると、パンク、ニューウェーブ、ヒップホップ等様々な音楽に熱中した中学高校生時代をクラブ創成期だった東京で過ごし、その周りの環境はもとより、ハウスミュージックとの出会いが必然的に彼をDJの道へと導いたという。ダンスミュージックへの情熱を絶やす事なく、常に移り変わるダンスミュージックシーンのトレンドを常にキャッチし、長年の経験と緻密で高度な技術から繰り広げられる抜群のフロアコントロールと感情を思うがまま表現する彼独自のDJ STYLEは、国内外のトップDJ等からも高く評価され、全国各地に熱狂的なDJ OGAWAファンを獲得しているらしい。しかし、実際に彼のDJプレイを聴いているとなんだか硬質なハウスミュージックのオンパレードで変化に乏しかった。
久しぶりのクラブだったので単調ながらも居心地のいいハウスミュージックで踊っていたら一緒に行ったYは隣にいた女の子に話しかけていて、ドリンクを奢っている。Yの酔った時の特徴は、男女関係なく話しかけてナンパし、お金を後先考えずに使ってしまうところだ。そこが難点といえば難点だ。
午前2時を回ったあたりでYがかなり酔ってきた。嫌な兆候だ。Yの酒癖の悪さはいつものことながら困ったチャンである。ワインのグラスを割ったり、カウンターの椅子から転げ落ちて1000円札を周囲に撒き散らしていた。DJになにかリクエストしに行ったのだろう、DJ OGAWAに絡んでいって店のスタッフに注意されている。最初はビールを飲んでいたのだがいつの間にか飲むのをワインに変えている。Yにワインを飲ませるとろくなことが起こらない。それは今までの経験値から察していた。
午後5時前に店を出るとあたりは朝の明るさが出てきていた。Yはというとアメリカ村の三角公園の前にあるファミリーマートに止まっていた自転車を蹴り倒して長髪の男に喧嘩をふっかけていく。それをなんとかなだめて階段のところでビールを飲んだり、生ハムを食べたりしているとお割には地面に寝転がりだした。私はクラブでビールを4杯くらい飲んでいたのでいささか酔っていたのだが、ここでも発泡酒を2缶買って飲んだ。酩酊ほどでもないが酔っている。
そこで30分ばかり過ごしただろうか。結局通りかかったタクシーを拾って今里まで帰り、Yを家まで送り届けたあと、近所のミニストップに行って「バーリアル(BARREAL)糖質50%オフ」を2本買い、自宅に戻ってベッドに寝転がって飲んでいると、薬なしで寝入ってしまった。
 起きたのは夕方の4時過ぎだった。飲み過ぎたので体が重い。飲みかけの「バーリアル(BARREAL)糖質50%オフ」があったのでそれを飲んで、さらに1本飲みながらブログを書いたり、facerbookの書き込みや閲覧をしているとすぐに夜になった。Facebookはいつの間にか友達リクエストが12人から来ていた。12人分のプロフィールをいちいちチェックしている暇はなかったので全員を承認した。
夜の9時前になって「SAKE市場グランマルシェ」に行って「SUPER PRIME 糖質50%オフ」を3本買って来て、睡眠薬のフルセットを飲み、テレビを見ているといつの間にか眠ってしまった。夜遊び明けで体はかなり疲れていたので、向精神薬とアルコールのカクテルが思いっきりよく効いたのだろう。

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